構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

2023 年の活動をふりかえる

一言。今年は一年速すぎ!


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年初の目標はちょっとシンプルでしたが、結果的に達成できたか?というと…

お仕事

既存環境の EoL とその後のバージョンアップサイクルが高速化(短期化)する話はすでに数年前から組織内で課題として認識してはいるものの、対策も遅く優先順位も低いまま。

ここを変えるのが今年一番の仕事になりそうです。

と年初に書いたのですが、組織体制の変化もあり、このあたりの意識変革は進みました。

ただし、わたしはほぼ何もしていません!

むしろ、何もしなかったのに進んだことが良かった かも。

EoL 対応それ自体については現在最優先で進行中です。

ただし問題山積なのは変わらず

今期(2023/10 〜 2024/09/実質的に 2023/08 からスタート)は組織体制が変化し開発組織のトップも若い世代に移ったこともあり、

  • EoL 対応それ自体の進行
  • テストコードの一部実装
  • (将来性もなく開発効率も低い)Servlet/JSP から脱却する意思決定

あたりは進みました。

ただし、

  • テストコードは「実装しやすい対象への実装」が始まったばかり
    • 「EoL 対応と同時に必要な箇所に全て実装」とはならず
  • Servlet/JSP からの脱却は決まったものの、現状では依然として Servlet/JSP による新たなコードが生み出され続けている
  • Servlet/JSP からの移行先の技術を固める組織が、メンバーの不幸と退職が重なり出だしからいきなり半分に縮小
    • 人の補充が難しい中で移行先技術の確定タスクがほぼ中に浮いた状態に

という、厳しい状況なのは変わりません。

個人的には、SRE チームに所属したまま「Servlet/JSP からの移行先の技術を固める組織」を支援する立場になり、

  • 移行先として優先して検討すべき技術の選定
  • 新たなチャネルによる人の採用
  • 人の採用が厳しい状況下で外部からどのように支援を受けるか?
  • 内部の組織体制をどう変えるか?

などなど、助言と支援を進めていますが、実行部隊の戦力が足りないのと同時に開発組織のトップが SPOF になってしまい、なかなか進まないのが現状です。

足下の SRE チームでは

話は変わりますが、今年は近いマーケットを主戦場とする同業者が、「長期にわたりサービス停止や不安定な状態でのサービス運営を余儀なくされる」というセキュリティ問題を発生させました。

それを契機に、あらためて自社のセキュリティ体制の整備を進めています。

年初の時点では自分の担当範囲にはなかったのですが、「急を要するタスク」を巻き取って進めました。

それが一段落した後は、特に CSPM の整備に力を入れています。

また、このあたりについては主導はせずメンバーと伴走する形で進めています。

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個人活動

勉強会・イベント参加

年初には

全てがオフラインに戻ることはないと思いますが、タイミングを見つけてオフライン参加の回数を増やしていこうと考えています(年 6 回前後は)。

と書きましたが、結果的に

  • オンラインイベント・勉強会参加 : カウント不能なので省略
  • オンラインイベント・勉強会参加 : 計 38 回
    • 地元愛知(名古屋・豊橋)が 12 回、静岡(浜松)が 3 回、大阪が 2 回
    • 東京は 23 区 が 13 回、武蔵野が 2 回
    • その他は北海道(札幌)・岩手(盛岡)・富山(黒部)・愛媛(松山)・岡山・福岡が各 1 回

となりました。

イベント・勉強会のオフライン回帰により参加できなくなったイベント・勉強会が出てきた一方で、自らオフライン参加を選択して遠方まで出かけて行ったこともあったので、トータルの参加回数ほ前年比やや減、くらいでしょうか。

(といっても前年の参加回数が異常だっただけなので…)

オフラインに限ると 2018 〜 2019 年頃の活動量に近づいています。

また、今年は東北地方のうち 3 県(宮城・岩手・青森)と、(瀬戸大橋開通直後に少しだけ上陸したことがある)香川を除く四国 3 県(徳島・高知・愛媛)初上陸を果たしました。

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実は以前、

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ならば、 コロナが収まれば以前と同じようにオフラインイベントができる!…かというと、ちょっと難しいところもあるのかな というのが現時点での個人的な感覚で。

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オフラインに回帰したとしても

  • オフライン時代の参加者層が全員戻ってくるとは限らない(むしろ戻ってこない可能性が高い)
  • オンライン時代に新たに獲得した参加者層が離れてしまう
  • コロナなどの情勢次第で中止の可能性が出てくる

などが考えられるため、なかなか難しいでしょう。

などと書いていましたが、実際には

  • 以前のオフラインイベント・勉強会を知らない若い人たちの参加が増えた
  • 立ち見セッションも続出

ということで 良い意味で 予想が外れました。

2023/12/31 追記: note にも記事を書きました。

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勉強会・イベント登壇(発表)

登壇(発表)参加は、

  • オンライン : 10 回
  • オフライン : 8 回

となりました。

こちらも年初の予想以上にオフライン回帰が進んだのですが、「オンライン登壇に最適化しすぎてオフライン登壇がぎこちなくなる問題」が生じており、この解消が来年の課題です。

なお、今年は

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もやってみました。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

とりあえず更新はしたものの、まだ今年度のオンライン講習に申し込んでいません。

それ以外

仕事のほうでフロントエンドの推進ができなかったことも含めて、今年はコードを書く機会が非常に少ない一年となりました。

去年のような 1 人アドベントカレンダーも書かなかったので、記事は

  • Qiita : 19 本
  • Zenn : 6 本

で終わりました。

Zenn で本にまとめることもできませんでした。

記事のテーマとしては MySQL HeatWave (on AWS) と pgvector が多かったです。

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