構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

ゆる SRE 勉強会 #1(8/28)

こちら↓の後、

hmatsu47.hatenablog.com

(ちょっとタグを間違えていますが)移動して、こちら↓に参加しました。

yuru-sre.connpass.com

当日の様子(togetter まとめ)

togetter.com

個人的な SRE の活動への興味・関心は?

実のところ、SLI/SLO を定めてエラーバジェットやバーンレートで管理して云々…というのは、信頼性と機能追加・改善のバランスを取ってサービスを進化させていく有効な手法ではあると思いますが、それが唯一のやり方だとは思っていないしそこに特にこだわりもありません。

個人的な興味はむしろ「現場で生じている問題にどう立ち向かってサービスの信頼性を確保しているのか?」だとか「機能追加・改善を大きな障害なく回しているのか?」のほうであり、理想形の話よりそちらに興味がありました。

そういう意味ではドンピシャな内容の勉強会に参加できました。

それぞれのセッションについての感想など

「家族アルバム みてね」を支える SRE のこれまでとこれから(伊東 宏起さん)

speakerdeck.com

  • SRE チームの立ち上げまでとその後の流れにイメージがつきやすかった
    • これから取り組む場合の参考にしやすい
  • ファイルアップロード・ダウンロードがキモになるサービスなので一般的な Web のサービスと比べて S3 周りのケアに注力している点がポイントに感じた
    • サービスごとの特徴・特色に合わせた対応は大事

クラウド移行による DevOps の実践 : アプリケーションエンジニアとインフラエンジニアの協働から SRE へ(渡辺ももさん)

speakerdeck.com

  • 「オンプレからの移行」の難しさを思い出した
    • 自社も同じように 10 年 over モノのサービスをオンプレ→ AWS 移行したので
  • 「Dev と Ops の壁」は自分自身では感じたことはないけれど、世の中的には良くあることだと思う
    • 同じような課題を抱えているケースで参考になりそう
  • 「越境文化」大事

AI の新時代:Azure OpenAI Service の運用ガイド(若松 晃洋さん)

speakerdeck.com

  • 「ゆるい勉強会のゆるくない話」
    • 確かにスロットリングによる不意なサービスの停止とかキツい
    • メニューにはあるがメニューどおり提供されていない機能があったりとかも
  • まだ定まっていない部分が多い、進化(変化)の激しい LLM を使うが故の苦労
    • いずれ落ち着いて利用しやすくなるはずだけど、早く取り組むことに意味がある

予期せぬアクセス急増、その謎に迫る:私たちの対応と解決策(Toshiya Kato さん)

speakerdeck.com

  • 「何もしていないのに急にエラーが」怖い
    • 「急にエラーが出た」原因が Android の新機能
  • 「正面から対処」以外にリスクを受容しつつ比較的容易な対処で済ませる手もある
    • 頭の片隅に置いておきたい

少人数開発チームで取り組む SRE(篠田 北斗さん)

speakerdeck.com

  • 「ISUCON いいぞ」の話
    • 個人的には感想戦しかやってないのでいつかは…
  • SadServer もいいぞ

SRE 夕会の効果(aboy さん)

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  • エラー調査、みんなで集まってやろう、の話
  • やっているうちに技術的な知識だけでなくドメイン知識も付く
    • わかる

Datadog 入れてみたら AWS の料金が爆発した話(ryuke さん)

speakerdeck.com

  • Datadog logs 単価高いからなー…と思ったら NAT Gateway
    • あるある
  • 会場の反応のシンクロ率の高さ
    • 会場の共感度が最も高かった瞬間

SRE チームの定例、色々やってるのでアジェンダと確認ポイントをまとめて紹介(あんどぅさん)

(資料未確認)

  • 安定の内容
    • オチ不要
  • こちらは夕会ではなくて朝会
    • 異常検出や他チームの状況など
    • 組織に合った方法でできればどちらも良さそう

交流タイム

帰り(新幹線の終電)の時間を気にしながらだったので少し早めに帰ってしまいましたが、自社とは違う文化の組織で働く皆さんの話に良い刺激を受けました。

冒頭の話の繰り返しになりますが、理想論ではなく現実と向き合う話が多かったので、特にそう感じました。

(なお、先に会場を出たものの、建物の中で出口を探して迷ったのは内緒です)


勉強会の開催に関わられたみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました!