構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

JJUG CCC 2025 Spring 当日スタッフ参加+帰り際の三嶋大社参拝(6/7-8)

JJUG CCC にはオンライン含め 10 回以上参加してきましたが、今回初めて当日ボランティアスタッフで参加してきました。

jjug.doorkeeper.jp

ccc2025spring.java-users.jp

なぜ今になって当日ボランティアスタッフ参加?

ここまでずっとぼっち参加で一人寂しくセッションを聞き、職場で内容をフィードバックしてきました。

しかし今回は

「もうフィードバックをやめます。必要なら Java でアプリケーション開発しているメンバーが業務参加してください」

と職場で事前に伝えた結果、初めて 2 人アプリケーション開発メンバーが参加することになりました。

そして、私自身は「これまでずっとコミュニティにお世話になってきた恩返し」ということで、職場へのフィードバックを気にすることなくボランティアスタッフ参加できることになりました。

(もっとも、これまで私は完全に業務外の個人参加だったので職場でフィードバックする義理もなかったのですが…何も伝えず放置すると、今のこの世に Java 8 + Servlet + JSP の Web アプリケーションを、20 年前に身につけた開発手法そのままに平気で生み出し続けるような組織風土だったりするので。インフラ層は更新されているので結果としてアプリケーションとのミスマッチがどんどん拡大してきつい…)

とはいえ、今回は朝・午後(前半)・夕方の 3 つの時間帯で完全に交代するレギュレーションだったので、スタッフとして担当する仕事は少なく、あっという間に終わってしまいました。

(予定外で動いたのは、担当時間外のランチセッションで弁当配布の人手が足りずに配布とゴミの回収を急遽手伝うことになったときぐらいでした。過去に当日スタッフ参加してきたイベントでは毎回もっと多くの突発・予定外の仕事が発生していたので、もっといろいろあるのかと思っていましたが)

参加セッション

スタッフ担当時間帯が夕方(15:00-)だったので、昼過ぎまではほぼいつもと同じ過ごし方になりました。

10:00-

speakerdeck.com

朝一で参加者が眠かったのか(?)最初だけ少し反応が微妙でしたが、すぐに笑いが起きていたので掴みのネタとして「セルフ司会」がうまく機能したようです。

Spring gRPC 自体は(正式なプロジェクトとなったものの)まだバージョンが 1.0.0 に到達していなくて今後使い方が変わる可能性があるため、本番利用はもう少し待ったほうが良さそう、とのことでした。


speakerdeck.com

ArchUnit は過去の JJUG CCC などでも何度か出てきたので存在は認知していたものの、現状職場では使えていませんでした。

このセッションでは、オニオンアーキテクチャをベースに、モジュールの独立性、循環参照、命名などがルールに沿っているか確認する例を示して説明されていました。

11:00-

speakerdeck.com

非世代別 ZGC の「メモリ使用量の報告が実態と大きくずれる」問題と、その改善のために世代別 ZGC が導入された話でした。

このあたりの事情は知らなかったので収穫でした。


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Java・Go・Rust のヒープ・スタックの使い方の違いについての解説でした。

Java と同じく GC を採用している Go ですが、Java と違ってできるだけスタックに積む方針でメモリを使い、ヒープの GC をシンプルな仕組みにとどめている話が印象的でした。

ランチセッション(急遽手伝いのため軽く聞いたのみ)

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先に記したとおり落ち着いて聞くことはできませんでしたが、(参加者には無事お弁当を配り終えて)買ってきたパンを齧りながらところどころ聞いていました。

また、セッション中の話にも出てきましたが、対面での利用では少額でもカードの暗証番号を求められるようにもなりましたね。

13:15-

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数村さんのセッションは基本毎回聞いています。

セキュリティマネージャーについてはその存在と「廃止」だけ知っていて内容は全く把握していなかったので、今回も聞くことにしました。

廃止後は、Java の外側にあるサンドボックスで代替する、ということで説明がありました。

スタッフ参加しながら聞いたセッション

15:30- の枠から Room A+B を担当しました。

参加人数カウントと登壇者への残り時間通知をしていただけなので、最初と最後以外は話を聞きながら X にポストする余裕もありました。

scrapbox.io

川島さんからの説明の後は、清川さん(と時々山川先生のツッコミ)から、「大学の実習で既存アプリケーションの改修にイミュータブルデータモデルを取り入れてみた」話がありました。


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通化、簡単なようで難しいですね。

最近でいえばフロントエンドの速すぎるバージョンアップへの追従をどうするか?の解決策としての shadcn/ui とかも、うっかりすると「コピペ共通化」のパターンにハマってしまったり。

交流会

前半は LT に集中(?)、後半は交流を楽しみました。

LT が終わる時間まで参加したのはもしかしたら初めてかもしれません。

やはり LT のネタにはトレンドが反映されますね(無関係なのも多いですが)。

スタッフ打ち上げ

ホテルの料金が高すぎて都内に宿を確保できなかった関係で、途中離脱前提で参加しました。

スタッフ外から何故か参加(?)の川島さんが、「子供のうちから(親や学校の先生以外の)社会人(大人)と交流する機会を作ることの大切さ」を力説されていたのが印象的でした。

(私自身は、子供の頃に雑誌などへの投稿やラジオ番組のイベントへの参加、パソコン通信のオフ会に参加することで大人と交流する機会を得ていたのを思い出しました)

翌朝

東京に泊まれなかったので三島で一泊、というわけで三嶋大社でお参りしてきました。

帰りの新幹線までに時間が足りるか心配だったのですが、宝物館の中もゆっくり見てまわることができました。

(そうか三島も「鎌倉殿」と関係あったんだ、というのを再確認)

初めての当日ボランティアスタッフ参加を終えて

正直「何か仕事をした」実感があまりないまま終わってしまったので、次回は(可能なら)別の仕事にもチャレンジしてみたいと思います。