構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

MySQL Release note でわいわい言う勉強会 8.0.20(6/10)

ちょっとニッチな感じのオンラインイベントに参加しました。

mysql.connpass.com


MySQL 8.0 の薄い本 8.0.20 対応版」の印刷版が不良在庫になりつつある中、

hmatsu47.booth.pm

今回は一応ネタを用意して参戦しました。

speakerdeck.com

さすが MySQL 8.0、バグフィックスの検証もすんなりとは進めさせてもらえなかった(笑)。


内容は坂井恵さんのブログをご確認ください。わたしのこのエントリでは内容そのものにはほぼ触れておりません。

sakaik.hateblo.jp


会の冒頭の坂井恵さんの話の中でも出てきたとおり、MySQL 8.0 では、マイナーバージョンのリリースノートに

  • Functionality Added or Changed

がある、という、通常のソフトウェアでは考えづらい状況になっていて、それゆえに企画された(?)勉強会なのです、が。

例えば 8.0.18 で導入されたハッシュジョイン、

  • 有効無効の切り替えができたのが登場直後の 8.0.18 だけ
  • 8.0.19 からは無効化できなくなった
  • 8.0.20 からは INDEX が使えないケースで積極的に使わるようになった
    • しかし従来の NLJ とは違う結果が返るケースがある
    • つまり「前と同じ結果が欲しければ無理にでも INDEX を付けるしかない という、なかなか攻めたコンセプト(?)でバージョンアップが進んでおります。

(ちなみに、項目数は少ないですが、MySQL 5.7 でも GA になってからも 5.7.25 前後までは毎回のように「Functionality Added or Changed」があって…。)


しかし、そんなときでも困らぬよう(?)、たとえばとみたまさひろさんがマイナーバージョン間差異をみることができる、

mysql-params.tmtms.net

を公開されていたり(しかも先日、エラーメッセージのバージョン間差異にも対応!)、不便なところはユーザが先回り(?)して問題を解消しようという機運が生まれるという、ユーザに愛されるプロダクトということがよくわかる(?)MySQL なのでした。


結論として、「MySQL 8.0 を安心して使いたければ、ぜひユーザ会とか Casual とか、ユーザのコミュニティに参加しましょう!」ということが再確認できたオンラインイベントでした(?)。