構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

第10回 関西DB勉強会(6/8)

以前から気になっていたのですが、ようやく参加する機会が巡ってきたので行ってきました。

kansaidbstudy.connpass.com

実は前日、

…ということで、泣く泣く午前中の寄り道を諦めて直行しました。

敢えて大きな粒度でリファクタリングする話(山田 雄一さん)

公開 NG ということで内容については書きません。

データベースマイグレーション 新製品「Insight Database Testing」のご紹介(高橋 茂さん)

会場スポンサーの株式会社インサイトテクノロジー高橋さんより、異種間またはバージョンアップでの DB 移行に使えるツール「Insight Database Testing」の紹介でした。

DB の監査ツール(PISO)の技術を使って、DB 移行時に SQL の実行テストを網羅的に行う環境を提供するものらしいです。

現在、SCT や DMS と組み合わせて AWS の Aurora(MySQL / PostgreSQL 互換版)などに移行するツールとして売り出し中で、将来は全自動での移行ツールを目指すそうです。

Postgresql11 のパーティション機能を使ってみての感想(赤山 毅さん)

PostgreSQL のパーティショニングについて。9 → 10 → 11 のバージョン間での進化を示しながら解説されました。

性能向上というよりもレンジパーティションをローテーションに使うイメージが主でしょうか(性能についてはむしろファイルシステムの影響が大きそうですし)。

RDBMS vs NoSQL ~バックアップ・リカバリ編~(古橋 朋孝さん)

ちょっと変わった飲み会で有名?な株式会社 Luxy の古橋さん(Cheif Osaka Officer)より、RDBMS と NoSQL のバックアップ・リストアの比較のお話でした。

主要 RDBMS の例の後、NoSQL の話に。主に分散ノードを結果整合性モデルで使う NoSQL では思ったほど単純ではない、ということです。

NoSQL といってもメモリキャッシュから派生したタイプの KVS とディスク(ストレージ)がある前提のものとでは事情が違いそうですが、できるだけ「バックアップをリストアする」状況にしないことも確かに一つの考え方ですね。

SQL Server 2019 ざっくり紹介(織田 信亮さん)

SQL Server 2019 の新機能のうち、織田さんが気になる機能についてピックアップして紹介されました。

Kubernetes 対応、Java コードの呼び出し、Hybrid Buffer Pool などが取り上げられました。

全文検索GISMySQLで!MySQLの色々な使い方(山﨑 由章さん)

MySQL 8.0 の新機能を中心に、Oracle Cloud Infrastructure の東京・大阪リージョン開設(大阪は予定)、Azure と接続するニュースなどの話を絡めて紹介されました(私の「薄い本」の話も。ありがとうございます)。

新機能については全文検索GISJSON/ドキュメントストアの使い方を、デモを交えて紹介されました。

後半は、再度 GIS の使い方の紹介として、オープンデータとして公開されている Shape ファイルを MySQL に読み込んで MySQL Workbench 上で地図と位置情報を表示するデモを実演されました。


勉強会終了~懇親会の間に、持って行った「MySQL 8.0 の薄い本」は全て配布することができました。さすが関西、食いつきが良くてありがたい!

冒頭に書いた通り今回初参加でしたが、懇親会に参加された同じ初参加の方がしきりに「参加できて良かった!」と話されていたのが印象的でした。

発表もテーマが多種多様でしたし、関西(大阪)の雰囲気も楽しめて良かったです。