構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

JJUG CCC 2023 Fall(11/11)後編

前編の続きです。

hmatsu47.hatenablog.com

本編(午後)15:15 〜

GraalVM Native Image 解析方法の紹介(W 坂本さん)

たまたま苗字が同じお 2 人による発表でした。

半年前の別の発表でも同じようなテーマの話を聞きましたが、やはりネイティブイメージ特有の難しさがあるようです。

(午前中のセッションでも書きましたが、コンパイル時間の長さも考えるとやはり CRaC に期待か…?)

ごめんなさい、使わないかもしれません。

加えて。スレッドダンプをkillで取るのは JVM と同じ、ただあらかじめ許可指定(現状は実験的機能)しておかないと機能しない(指定はおそらく違うけれど、この点も JVM と同様?)、とのこと。

スレッドダンプとは別にヒープダンプも取れる(取得時 Full GC が走る)。

ほかの話題は MAT(Eclipse Memory Analyzer)・JFR での利用・SEGV 無効化などなど。

スライドを見て復習しないとダメなようです(公開されないのかな?)。

スレッドダンプといえばやっぱり侍。

バイナリビューアを使ってクラスファイルを読んでみよう!(YujiSoftware さん)

speakerdeck.com

こちらは軽い気持ちで(?)聞きました。

時間いっぱいで発表内容を作ってしまったとのこと。

自己紹介が 16 進ダンプでした。

(前週末に参加した AWS カーニバルにも「自己紹介が画面にびっしりの文章」の方もいらっしゃったけれど、ここのところ自己紹介のクセが強い方の発表によく当たります)

何だったか、0xBEEFみたいな「肉食いたい」圧の強いやつとかありましたね(Java0xCAFEBABE、おしゃれ)。

32,000 年後にバージョン情報が桁あふれする、と聞いて。ルールは未来永劫同じとは限りません(そういう話じゃない)。

インテルの CPU でのバイトオーダーと違って、Java は(大もとが Sun なので)ビッグエンディアンで表現されている、という話でした。

個人的にはモトローラに触れたのが先だったので、ビッグエンディアンで違和感はないのですが。

www

(こういう話のつもりで聞いていました)

Spring Eventsでのトランザクション処理の地獄とそれを解決できる方法(Geerts さん)

発表資料

トランザクション処理」と聞いて興味を持ったのですが、「Spring Events が何者か?」を知らずに話を聞くのはちょっと無謀でした。

などと言っている本人は雰囲気で聞いていただけでした(ごめんなさい)。

むかしの話ですが gg ったら GMO RESEARCH Tech Blog の記事が発掘されました。

gmor-sys.com

おいしくいただきました(ごちそうさまでした)。

Database Rider を用いたデータベーステスト(柄池さん)

DB テストやらないとなー、でも「DB テストもやろうぜ」というと手作業でテストをするための環境の DB をカジュアルに使ったテスト書いちゃうからなー(実話。テストの冪等性、並列実行への配慮はどこへ…?)、ということで選択。

とはいえ、

なので、「できる限りテストに必要なデータを手間なく実装する」のに使えそうだな、というイメージで話を聞いていました。

(Spock で Groovy を使ったテストコードを試作していた頃が懐かしい←無事にお蔵入りしました)

これが現実。

DB 用のテストコンテナ遅い問題。

個人的には H2 は極力使いたくないですが。

離脱

前編の冒頭に書いたとおり、当初は懇親会まで参加するつもりでしたが、

ということで途中離脱しました(思いのほか疲れた)。

前日夜に

こんなことを思っていたのですが、半分予想どおりで半分外れた感じですね。

(会場運営そのものは大きなトラブルもなく無事進んだ(ように見えた)ので、そこは良い意味で外れました)

会場の通常レイアウトで 400 席ちょっとのところを、机を極力外し、大きめの部屋ではできるだけ通路を広く確保しながらたくさんの人数が座れるよう配慮されていたように見えたので、

「たくさん制約がある中で、参加したい人にできる限り参加してもらえるように」

という運営メンバーの意志のようなものを感じました。

(会場も、かなり前から押さえておかないといけないですし、万が一の中止・縮小リスクもありますし)

また、現地を見て「これはハイブリッドでの配信やアーカイブ録画は無理だな」とも思いました(配信部屋作れないし、スタッフを追加で確保するのも厳しいし)。

というわけで、(個人としては)最後ちょっと残念でしたが、最低限聞きたかったセッションは聞くことができたので、問題なし!です。

開催・運営に関わられたみなさま、ありがとうございました!