ちょうど通院日と重なり、まとめて午後休を取るのに都合が良かったので参加してきました。
こういう事情もあったので参加できるか不安があったのですが、自社サービスは無事だったので、思い切って予定通り大阪へ。
AWSの障害がRDSにまで広がっている状況ですが、やってきました(とりあえず弊社のサービスは大丈夫な模様)。 #kanjava pic.twitter.com/DVhhGpjwWO
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2019年8月23日
結局、内部的に利用しているサービス(Directory Service の Microsoft AD 管理情報)以外で障害は出なかったので、運が良かったです。
- JVMLS(&OCW) 2019~Vector APIの話を中心に(きしださん)
- Project Valhalla Update(にしかわさん)
- JVM Language Summit レポート - GraalVM編 -(じゅくちょーさん)
- Project Loom & Project Panama Update(さくらばさん)
内容が難しく個別に触れづらいので、印象に残ったこと、思ったことなどをまとめて書きます。
- 全体的に、高速化やリソースの有効利用を目指した改良に関わるプロジェクトの話が多かった。
- プロジェクト名がシャレてる。
- 基本的には、去年あたりに JJUG CCC などで聞いていた話の続報。
- 「JVMLS では言語ではなく JVM そのものの話が多かった」という話。Java 8・9 以降、言語仕様について色々手を入れてきたのが一段落した、ということかな?(まだ?)
- PostgreSQL で GPU を活用しようとする(KaiGai さんのやつ)ぐらいなので、JVM で計算処理で GPU を有効活用しようとするのはある意味当然の話?
- Project Valhalla にしても Project Loom や Project Panama にしても、理論上考えられているほどには効果が出ていないというのが面白い。構想時、視点から漏れている阻害要因は必ず存在するもの?
- GraalVM が元は Oracle Database の一機能から始まっていたことを初めて知った。
- JIT と AOT について。おそらく JVM では JIT がある程度進化して(一旦起動してからの)性能がかなり良くなっているので、かえってコードを書く人たちの認知から外れてしまっているかも?
- 「起動が速い=トータルの実行が速い」とは限らない、というのはもっと知られていいと思う。
- わたし自身は言語について疎いほうだけど、他の言語や実行環境にも興味を持って比較していくともっと面白いかも。
- 知識不足でわからないものも、わからないなりに興味を持って接していくと楽しい。
- 翌日に(後ほどレポートを書く予定)FOSS4G という未知の分野(GIS)のイベントに参加してみて、その印象がさらに強まった。インフラだけにとどまっていてはもったいない。