の続きです。
なお前編を読まれた方はお気づきかと思いますが、触れる順番は時系列に沿っていません。
リカレント教育
LT 1 本目、河野さんのお話を聞いて。
「リカレント教育」ってキーワードが一般に出てくる前からやってた人はちらほらいた気がする#きのこ2025 #きのこ2025_b
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
わたしは税理士法人や経営コンサルが母体の会社で働いているので、一旦休職したりパートタイマーになったりして大学院に通って MBA 取得を目指す人が身近にいたんですよね。
パソコン通信が今のキャリアに繋がる
ブースの年表のところで、話を聞く前に適当に目の前にあった色の付箋に書き始めてしまいましたが、
年表、説明を聞く前に勝手に付箋を書き始めた問題児はわたしですw#きのこ2025#きのこ2025_a pic.twitter.com/1VAswfxBlW
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
他の人たちとは逆向きの始点・終点の線が描かれていますw
社会に出る前の行動が結果として「職選びの転期」になりました。
(その前は「IT は趣味にとどめておこう」と思って国税専門官や会計方面の職を考えていたのですが)
そして、LT 2 本目の下岡さんのお話を聞きながら、就職後に
そういえば四半世紀前、情シスの一員として退役PCにLinux入れてモデムとか拡張シリアルポートのボードを組み込んでリモート・アクセスサーバーを立てたりしてました!
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(ダイヤルアップ時代)#きのこ2025#きのこ2025_b
をやっていたのを思い出しました。
(数十万出して SIer から調達したリモートアクセスサーバー(RAS)が使い物にならなくて、自力で退役 PC を使って予算数万円で安定稼働する RAS を立てたのでした)
なお、文系大学生時代に工事担任者資格を取りに行ったのがここで役に立ちました(RAS の待ち受け側のモデムの信号レベルの調整が必要だったので)。
就職氷河期を思い出しつつ
AWS の会社アカウントでいつもお世話になっているサーバーワークス兼安さんのお話、
受託側と発注側の違いこそあれ、割と似たスタンスで仕事をしていたのではないかと思います。
(結構長いこと自社のシステムに必要なものの調達やベンダー交渉などをやりながら自分で構築したりときにはアプリケーションを開発したり)
いや世代的にも「選んでる場合ではなかった」のではなかったかと
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(特に地方民)#きのこ2025#きのこ2025_b
大変ではありましたがネガティブなことばかりではありませんでした。
採用抑制で人手が足りない分、一人で色々な役回りを経験することができたり。
情シスやってた頃、途中から総務のサポートメンバー的な感じになってたこともあった(隙あらば担当外の仕事に手を出す)#きのこ2025#きのこ2025_b
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
他部署に首と片足をつっこむ自由人w
リソースが貧しかったころの思い出と AI の進化から、プログラミングとソフトウェア開発の未来に思いを馳せる
ランチセッション 1 本目、柿崎さんの貧民的プログラミングのお話。
いただきます!#きのこ2025 #きのこ2025_a pic.twitter.com/0DMLREGvwr
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
わたしの「プログラミングデビュー」は小学生の頃。
メインメモリが 64KB(アドレス空間の関係で ROM から RAM へのマッピングの切り替えをせず直接アクセス可能なのが 32KB)という狭い空間を使い、最初は BASIC、続いてマシン語を使ってゲームなどを作っていました。
(当時のアセンブラは高価だったので小学生には買えず、5mm 方眼紙にニーモニックと 16 進数のオペコードとオペランドを書いては打ち込んでいました)
話を聞いていて「貧民」のラインが時代によって変わってくるのがわかる
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(むかしは1ビットも無駄にしたくないノリだったなあ)#きのこ2025 #きのこ2025_a
時は過ぎて 2025 年。
生成 AI を使ったプログラミングも、ここ数ヶ月の間に自律型エージェントの世界に本格的に突入してきました。
午後の尾高さんのお話、
たしかにCfP出した頃からいま現在までのAI周辺の世の中の変化が大きい#きのこ2025#きのこ2025_b
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
わたしも「中身は問わない」の世界が中心になっていくと思う(これからAIの進化に合わせておそらくスクラップ&ビルドのサイクルが速くなっていくとも思う)#きのこ2025#きのこ2025_b
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
そしてそれに続く米久保さんのお話でソフトウェアの設計と AI が出てきました。
見覚えのある光景だ#きのこ2025#きのこ2025_b pic.twitter.com/l2dhX35xbI
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
米久保さんのお話を否定するつもりはないのですが、個人的に「貧民」時代を経験してきていることもあり、今後 AI が人間を介さずにコードを書く時代になれば設計原則のようなものも含めて「変わりゆくもの」になるんだろうな、と思っています。
(昔は今でいうところの「設計原則」のようなものが一般に流布しておらず、せいぜい「スパゲッティやめろ」とか貧弱なリソースを有効活用する上での「設計テクニック」のようなものしか出回っていなかった記憶。もちろん今に繋がるプログラミング言語はすでに多数存在していたので、思想自体はいろいろとあったはずだけど)
具体と抽象、つい先日名古屋で聞いたような
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(直接聞けなかったけど声の大きさ(?)でスタッフ控え室まで念が飛んできた)#きのこ2025#きのこ2025_b
(「素早く変わりゆくもの」と「ゆっくり変わりゆくもの」という違いがあって、設計原則の類いは後者。また、「具体と抽象」のそれぞれの境目が時代によって変わって行き、いま「設計原則」と呼ばれているものが徐々に「具体」側として扱われるようになり、ものによっては消えていくイメージ)
AI時代になると深いところにある「具体」がどんどん表面から消えていって意識しづらくなる?#きのこ2025#きのこ2025_b pic.twitter.com/n5egBinUN3
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
コードを書くこと自体は数年から十年、設計については十数年の間に段々と「人間の仕事」ではなくなっていく可能性を感じていますが、個人的にはワクワクしています。
余談その 1(注:クレームとかではないです)
気をつけてたけど見知らぬ人にブロックされているのに気づいて泣く
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(思い当たること…いくつかあるな)#きのこ2025 #きのこ2025_b https://t.co/xI0VqgdPmP
会場に着いてすぐ(行動を起こす前に) #きのこ2025 の TL を見ていて発見してしまいました。
そして↑のポストを書いた時点では気づいていなかったのですが、実はブースでたまたま居合わせて一緒に出展者とお話をしていた方でしたw
(後で偶然見かけて名札を見て気づいた)
気に触るようなことをうっかり喋ってなければ良いけれど…。
(長く生きて活動していればこんなこともあるさ、というか)
余談その 2(同上その 1)
懇親会ボッチになる登壇者もいるので、見かけたら積極的に声をかけてあげてください
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2025年3月9日
(わたしも経験があるし知人にもそういう人がいた)#きのこ2025#きのこ2025_a
これ、あるあるなので、見つけたらぜひ声をかけてあげてください。
余談その 3:自分が出して落ちた CfP について(同上その 2)
とりあえず義務(?)としてのプロポーザルは出したのであとは #きのこ2025 の開催を楽しみに待つ
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2024年9月7日
たけのこ派がバレて落ちました(嘘
— hmatsu47(まつ) (@hmatsu47) 2024年10月16日
たかのさんとmicchieさんが通ってる🙌#きのこ2025 https://t.co/a8f6zZUmE0
(ここまでの話で気づかれた方もいらっしゃるのではないかと思いますが)
- 地方民
- 就職氷河期に地方の無名中小企業に就職
- 転職なしで現在に至る(来年で 30 年)
という、「世の中には意外と潜んではいるけど、カンファレンス参加者層にはほぼいないであろう希少種」の立場で、一応 CfP の一本ぐらいは出しておいたほうが良いのでは?と思って出しました(落ちました)。
カンファレンスとしては「n>1」「再現性」のほうが求められるだろうな…と思いつつ、「でもリアルな世界は n=1 の集合だよな」と思いながら。
参加後に TL を見ていて、
ふーむ #きのこ2025 みたいなカンファレンス、だいたい東京の人ばかりなので関西とかの地方でどういうキャリアを歩んてきた人がいるか知りたいことがあるんだよな。
— luccafort (@luccafort) 2025年3月10日
スピンオフイベント開催させてもらえないだろうか?🤔 https://t.co/TmbQWHSA8l
実際に登壇された方々の中には地方在住の方もいらっしゃったのですが、今回とは違う「需要」がありそうなことがわかりました。
いろいろなバリエーションがあっても面白いですよね。
(関西が「地方」なのか議論の余地はありますが)
クロージング後は、帰りの新幹線の時間が迫っていたので名残を惜しむ間もなく足早に会場を後にしましたが、すごく充実した一日でした(その分、何もしていないのに非常に疲れました←年齢を実感)。
関係者のみなさま、ありがとうございました!