構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

DDDオンライン勉強会 #4「DDDのアーキテクチャ」(4/16)

今回は初の平日開催でした。

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ドメイン駆動設計 モデリング/実装ガイド」の第 5 章が今回のテーマ、というわけで

から

そして

に至るまでの流れと、

の比較が話の中心に。


正直、作るモノと解決したい課題によっては「ドメイン層自体が特定のインフラ技術に依存する」ことを無理に避ける必要がない場合もあるので、レイヤードアーキテクチャが必ずしもダメということでもないかな、とは思います。

「データベースの寿命はアプリケーションよりも長い」と言いますしね。

「DB のテーブル構造に引きずられないドメインモデルの作り方がわからない」という人も多そうでしたし(「NoSQL を使うイメージで」と言われても DDD を必要としている層は割と技術のバックグラウンドが RDB オンリーの層と重なるのではないか?と)、実際にわたしの目の前でもそういう光景が…(笑)。

フロントエンドの技術は目まぐるしく変わっていますが。


また、オニオンアーキテクチャとクリーンアーキテクチャのどちらが分かりやすいか・しっくりくるかについて、松岡さんは前者、チャットなどでは両者に分かれる結果になっていたのが面白かったです(でも、ある程度事前に想像はつきました)。

「アプリケーション層」か「ユースケース層」かの呼び方についても一部意見が分かれましたが、このあたりも「普段どのようなアプリケーションをメインターゲットとして開発しているのか」によるのかな、と。

いずれにしても、「ドメイン知識に限らず、開発手法なども含めて言葉の意味や用法が一致しないとコミュニケーションが成り立たずチームで開発するのは困難」なのは確かなので、先に開発チームとしての方針を合わせておくのは大事ですね。

(最近そんなのばっかり目の前で見てきました…普段リモート・輪番出勤が始まったのでそれを見る機会は減り、雑音が聞こえなくなってわたしのインフラ業務が捗るようになりましたが。)


今回も前例通り(?)質問回答タイムのほうが本編より長かった(笑)。

ただ、「前回以前の話を聞いていればわかる」「前回以前の質問と重複する」質問内容が増えてきたので、いたずらに時間を取られないよう何らかの対処が必要になってきたかもしれません。

それから、今回はライブコーディングは無い…と思いきや、質問回答タイムの途中でライブコーディングが始まったりしてなかなか内容の濃い勉強会でした。


明日は番外編で Remo を使った「DDD Talk MeetUp Online #0」があるので楽しみです。

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