構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

July Tech Festa 2018(7/29)

台風の影響で行けるかどうか心配でしたが、無事参加してきました。

2018.techfesta.jp

会場の産業技術大学院大学です。台風一過でいい天気でした。 f:id:hmatsu47:20180804211922p:plain

実は当日、名古屋駅まで出る私鉄路線が台風通過後の点検のため動いておらず、名古屋駅に向かうために立体駐車場に車を取りに行ったらゲートで千円札が詰まって警備員さん(ワンオペ待機中)を呼ぶ羽目になったり等アクシデント連発だったのですが、予定の時間(基調講演の終盤)には間に合いました。

開催からすでに1週間、記憶もかなり薄れていますので、手短に書いていきます。

[G10] Ansible with「AWX」 の世界へようこそ(齊藤 秀喜さん)

Ansible with AWX

  • 商用であるAnsible Towerのアップストリーム版としてOSSで開発が進められているもの
  • Playbookの実行や対象リソース、キャパシティなどを一元管理
  • 私の勤務先で、Ansibleはオンプレでメンテナンスに使っていたけれど、クラウドでも仮想マシンをImmutableに作るには引き続き利用できそう(なことはわかっていたけれど利用シーンが減ってきていた)

[F20] 僕の考えた最GoのCI環境(羽深 修さん)

僕の考えた最GoのCI環境 - Speaker Deck

  • 「コレ使ってる」というよりほとんど「コレ使いたい」の話だった模様
  • 過去に(別の方で)似たようなパターンのセッションがあったような…?(あのときはショートセッションじゃなかった記憶)

[F21] freeeのマイクロサービスを K8s + Go で組む! 短期プロジェクト成功の記録(坂井 学さん)

freee のマイクロサービスを K8s + Go で組む! 短期プロジェクト成功の記録 / microservices-using-k8s-and-go - Speaker Deck

  • こちらは(タイトル通り)実績の話(短期=3ヶ月)
  • 失敗することは承知の上で、実害を最小限にする対策を取りつつあえて新しい技術で攻める
  • 私の勤務先のような頭のカタい(一方、当人たちは柔軟だと思い込んでいる)ところでは考え方の転換をさせるのは至難の業なので、半はダマして進めて後で「実はやっちゃいました」という方法で変えていくしかないかも(過去にそれをした実績あり…但し当時は少なくとも経営陣は今より柔軟かつ進歩的だった)

[F22] オンラインコミュニティをフル活用!インフラ勉強会に世界各地から参加しよう(上堂薗 健さん

July tech festa 2018 [f22]

  • 自分にとっては初どうぞのさん
  • ちょっと前に(自分が思っていたより)若い方だということを知ったが、実際はさらに若かった
  • 自分も参加してるけどオンライン勉強会は本気でお勧め(内容によってはオフラインよりも勉強になる・モチベーションにつながる)
  • 勉強会は「すごい人の話を聞きたい」という目的で参加する人もいるが、この勉強会では「受講者側にすごい人が潜んでいていきなりチャットに登場する」パターンがあって、むしろそっちのが面白い

[C30] 「使ってみた」では終わらせない! AWS GuardDutyを使ったサイバー攻撃の検出・分析45分スタートアップ講座(鈴木 研吾さん)

GuardDutyを使ったサイバー攻撃の検出と分析.pdf - Speaker Deck

  • ML(機械学習)を利用したセキュリティ脅威の検知システム
  • AWSでシステムを運用する場合、オンプレより想定すべき驚異の種類が増える
  • False Positiveが非常に少ない(「オオカミ少年」になりにくい)
  • 鈴木さんは「セッション中に受講者全員?をGuardDuty利用者にする」というMissionを持ってセッションに臨んだが、どうやらそれは失敗した模様(Mission Incomplete)

[A40] 最高のITエンジニアリングを支える守りと攻めの「設計技術」と「SRE」(北野 勝久さん)

最高のITエンジニアリングを支える守りと攻めの「設計技術」と「SRE」 - Speaker Deck

  • 小さな組織で、ユーザへの価値提供に中注できるよう仕組み・エンジニアリングで運用の問題を解決してきた話
  • ほぼゼロの状態から地道に仕組みを作り上げ、SRE活動してきた
  • 登壇者(かつひささん)との個人的なTweetのやりとりの裏で起きていたドラマを、発表を通じて知った
  • セッション後に(ニアミス続きだった)かつひささんと挨拶ができて良かった
  • 力技と精神論で何とかしようとするのをいい加減やめたいが、そのためには「力技と精神論で何とかしなくても/しないほうが結果が出る」ことを実際の活動で老害偉い人に示さないといけない

[B50] AWSのソリューションアーキテクトが教える AWS Management Tools の使いどころ(大村 幸敬さん)

20180729 JTF2018 AWS Management Toolsの使いどころ

  • AWSAmazon)のビジョン・カルチャーとManagement Toolsの使い方/利用シーンの話
  • ツールよりもカルチャーの話がメインだった印象だったけれど、あらためてスライドを見直して記憶をたどるとツールの説明のほうに時間を掛けていた気がしてきた
  • マルチアカウントは真剣に検討中(だが、組織内で意識の共有が全くできていない段階…)

[A60] ソフトウェアで構築する成長し続けるインフラストラクチャとメルカリの挑戦(長野 雅広さん)

成長し続けるインフラストラクチャとメルカリの挑戦/mercari infrastructure and software - Speaker Deck

  • 3月にMANABIYAで聞いた話をより丁寧な説明で「再演」されたようなイメージ
  • MANABIYAで聞き逃していた(と思しき)ことをいくつか拾えたので再演だとしても大歓迎
  • が、丁寧な説明が災い(?)したのか、予定の時刻になってもまったく終わる気配がなかったので、泣く泣く途中退出
  • 因みに、前の時間枠のスカウティングセッションでメルカリ東京DCの解説が出てきてたので、A60のセッションが始まったと勘違いして聞き入ってしまった

JTFは、自分が東京など遠方に出てきてITイベントや勉強会に参加するきっかけの1つとなったイベントなので思い入れがあり、今年も参加できて本当に良かったです。

昨秋に勤務先のシステムをAWSへ移行した後(無茶振りプロジェクト遂行)、「燃え尽き症候群」のような状態になってしまってなかなか抜け出せないのですが、業務でまともなアウトプットを出せないのは仕方がないと開き直って、(いつか)充電完了するまで引き続きインプット活動を続けていこうと再確認した一日でした。