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名古屋のITインフラ屋さんです。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

本の紹介/ふしぎな総合商社

Webの何かの記事で見かけたので、本屋で見つけて買いました。

bookclub.kodansha.co.jp

正直な感想を言うと…「そんなに不思議とも意外とも思えなかったんだけど…」でした。

確かに「ポストバブルの勝ち組」というイメージはあまりなかったですが、一方で「多くの人がそう誤解している」という「資源ビジネスで儲けた」という印象もなかったですし(これは、自分自身が大学生・就職活動のときに「不勉強」だったせいかもしれない)、「売買仲介型から事業投資型への転換」も「普通にやってるな」という印象でしたし…。

なぜ「不思議」でも「意外」でもなかったのか、よくよく考えてみると…私自身、新卒で情シスの仕事→WebのITインフラ屋の仕事という具合にキャリアを積んでいく中で、「取引先SIerの1ホップ先が総合商社の子会社」(または「取引先自体が総合商社の子会社・関連会社」)だったことが多く、その「総合商社の子会社・関連会社」がまさにこの本に書かれているような業態転換をはかっていく歴史を若手時代に見て感じていたから、ということに気づきました。

…というわけで、情シスやITインフラ寄りのエンジニアの皆さんにとっては、私と似たような感想を抱くかもしれません。

また、「商社は虚業?」というくだりもありますが、2011年の震災を経験した方なら当時の流通業が果たした(あるいは平時のように果たせなかった、ボランティア的な意味ではなく、「業」としての)役割と影響度を考えれば、そうは思えないのではないかと(一方で、「芸能・スポーツ・芸術は虚業?」と悩む人たちは多くいましたね…当時)。

 

内容は…タイトルからして「意外性」をアピールする狙いがありそうなのですが、そのような本の場合、えてして「後半に向かうほど平凡でありきたりな内容になっていく」という傾向がありがちで、実際にこの本もそのきらいがあります。

なので、「意外性を求めて読む」というよりは、「大きな期待を持たずにさらっと読む」のが良いかと。

読みやすい本なので、素直に読むのが一番です。