先に記事を書いたとおり、今月あるシステムの移行を行い…実は、まだ完全には安定していません。
「オンプレインフラの環境で贅沢なリソースを用意していた結果、知らず知らずのうちに『ダメなSQL』が増殖していて(以前、撲滅運動を行ってから数年の間に…)、クラウドに載せたらそいつらが顔を出した」というようなオチでした。
とりあえず、移行の流れも(ある程度ぼかしながら…あまり書くと怒られそうなので)忘れないうちに残しつつ…。
(埋め込みだらけでウザいな…。)
で、現在は、「ゾーンまたぎで遅延が大きくなった参照クエリ」をゾーン内のレプリカに振ったり、クエリそのものを集約したりしている最中です。
やはり、継続的なSRE活動が必要ですね(以前の遅いSQL撲滅運動も、結果的にほとんど自分一人でやってしまったので、横展開されず…やったことは全部共有しているのですが、理屈から学んで応用しようとする人が周りにあまりいない)。
そんなことをしつつ、先日CROSSで横浜に行ったとき、帰りの空き時間に新横浜駅前の本屋で手に取ったのがこの本です。
今春に発売されているので、新刊ではないです。
実は、数か月前に名古屋の本屋で見つけていて、買うかどうか迷っていた本でした(その時は他の本を買ったので「多分読めないだろうな」と思って棚に戻しました)。
「さっきまでDBの話をしていたのに、今度はフロントエンド?」と思われそうですが、実際にWebアプリケーションのパフォーマンス検証をする中で、ブラウザのレンダリングの遅さが目立つ画面もいくつか出てきましたので(レンダリングが遅いだけなのに繰り返しリロードされたらサーバ側はたまったもんではない)、そろそろ手を付けねば…というところで、思い切って(というほどのことでもないが)買いました。
今どきは「理屈はいいからテクニック(やテンプレ)を教えろ!」となりがちですが、理論的な部分も含めて解説しているのがいいですね。
もちろん、読者のニーズを酌まないと買ってもらえないので、テクニック的な部分は多めですが。
さて…今まで意識的に遠ざけてきたフロントエンド部分にも介入することになると、今までよりますます「浅く(薄く)広く」になりそうだ…。