構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

Developers Summit 2024・2 日目オフライン(オンサイト)参加+ホテル雅叙園東京百段雛まつり 2024(2/16)

Developers Summit 2024 初日からの続きです。

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前日は川崎駅近くに宿泊したのですが(なにか事情があったようでシングルの部屋がツインにアップグレードされていました)、

会場着は遅れたものの、空いたバスで会場まで移動できて、参加前に消耗せずに済みました。

Developers Summit 2024・2 日目

event.shoeisha.jp

この日は参加セッションが多めなのでそれぞれ簡潔に振り返っていきます。

LLM で切り拓く完全自動運転の道、エンジニアが創るクルマの未来(青木さん)

「製造業の LLM 活用」が正直ピンときていなかったので参加しました。

なるほど、 LLM の学習内容それ自体を利用してユーザーにフィードバックするのではなくて、LLM が提示してくれるコンテキストを利用して自動運転の学習を進めるわけですね。

こういう場にカジュアルにブログ記事を出していくところは、庶民的(?)でお高くとまっていない感があって好きです。

クラウドのポテンシャルを引き出す鍵 - ポータビリティと分散コンピューティングの実践(金児さん)

AWS と Cloudflare しか知らないのも良くないな、ということで参加しました。

なので CDN に関しては「高いからロックインされたくない」という感覚があまりないんですよね。

(ネットワーク以外のプラットフォームに関してなら「ロックインされたくない」感覚はわかります)

利用技術などを見ると「ロックインされない」というイメージはつきました。

ログと徹底的に向き合うデータドリブンなサービス運用(田中さん)

お弁当をいただきながらだったので前半は集中していませんでした(ごめんなさい)。

(無音カメラアプリでピントと露出を合わせるのが難しすぎてどう頑張っても白飛びしてしまいましたが)ログの保管場所と流れの整理は大事ですよね。

消えて困るログは、一定期間 WORM になるストレージに記録していくのが良いかな?と思います。

1 万人以上が参加するオンラインコミュニティ「情シス Slack」が参加者と運営者の仕事やキャリアに与えたインパクト(岡村さん・長谷川さん)

元情シス(10 年以上前の話だけど)なので参加しました。

行動しない人は「頭でわかっている(ちゃんと見えてる)から無駄に行動する必要はない(必要になったときに行動すればよい)」と思っているフシがあるのですが、実際のところは「見えてない」んですよね(だから「必要になったとき」の判断自体できなかったり)。

私がやってた頃とは情シスの守備範囲も変わりました。

社内で話が通じれば良いのですが、通じなかったらとりあえず社外へ出ていろんな人と話しましょう。

AWS CDK ×サーバレスアーキテクチャを極める(恋塚さん・齋藤さん)

ここは業務で必要になりそう…ということで選択したのですが、特に前半部分はほぼ既知の内容でした。

(自分の選択の問題で話者の問題ではないです)

(「知らなかった」ではなくて「それなら知っているほうの話だ」というニュアンスです)

ここはいまのところコスト意識が低くてちゃんと対応できていません(反省)。

開発者こそ幸せたれ!クラウドネイティブ時代の開発を支える Platform Engineering のススメ(北村さん)

Platform Engineering は守備範囲としておさえておかないと、ということで。

現状プラットフォームが貧弱なのが「目に見える課題」として存在している一方、その解消の妨げとなりそうなこんな「裏側の課題」があったり。

説明したい内容をきれいに詰め込まれていた感じでしたが、一方で流れや展開がスムーズすぎて印象に残りづらい感もありました。

(いや実際のところ、この場とこの時間の制約の中でこれ以上の内容にできるか?と言われるとかなり難しい気はしますが)

LLM を活用してオンライン薬局のオペレーションを自動化した話(上野さん)

ML 関連のオンライン勉強会で興味を持ったので上野さんのセッションに参加しました。

コロナ感染対策サイトでのデータ取得を(諸事情が重なって)OCR で、というときに表から読み取った情報が(罫線が濃いか薄いかなどに影響されて)バラバラになってしまった経験があるのでわかります。

一段階深めのコンテキストが必要になったときの難しさがあるな、という趣旨で漢方薬についてポストしました。

これ、薬効のエビデンス云々の話ではなくて(薬の添付資料などに書いてあるレベルの)既知の副作用のことで。

例えば「小柴胡湯インターフェロンの併用はダメ」というのはよく知られているのに、その次ぐらいに説明されている「甘草の一日量の上限」みたいなのは意外と気にすることなくカジュアル(?)に葛根湯などを(お薬手帳に書いてある服用中の漢方薬を確認することなく)処方してしまうケースがある、というような話です。

現状はやはりこのあたりに落ち着きますよね。

その他展示会場など

初日よりは回ることができましたが、時間の都合で全ブースは回れませんでした。

河又さんには(タイミーじゃないほうが多いですが)いつもオンライン勉強会でお世話になっています!

自社のサービスに API がないので外部サービスと連携できない(しづらい)んですよね…。

その他、LayerX(松村さん不在中)、Databricks(桑野さん不在中)、PagerDuty(いつも勉強会の配信などでお世話になっている草間さんとお話ができました)、Authlete のブースに立ち寄りました。


そして予定より少しだけ早めに会場を出て目黒へ。

ホテル雅叙園東京百段雛まつり 2024「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~」

うっかり行人坂とは 90 度違う方角へ進んでしまい、一旦坂を下ってから線路の下を跨いで折り返し、急坂を上って AWSJ の脇を抜けながら下って…という感じでかなり遠回りしました。

(行程の 20% くらいのところで間違いに気づいていましたが、運動になると思ってあえて突き進みました。荷物が多かったせいで予想以上に疲れました)

www.hotelgajoen-tokyo.com

前回のデブサミオフライン回参加時↓は会場がホテル雅叙園東京だったので、参加セッションの合間に見に行けたのですが、今回は遠かった…。

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今回はガイド付きチケットを購入し、一般客退出後の 18:00 から 1 時間、ガイドしてもらいながら巡ることにしました。

まずは単独で最上段の部屋まで

会場到着が 17:30 頃だったので、ガイド付きで巡る前に(18:00 で閉まってしまうため)最初にミュージアムショップでグッズを購入、その後 20 分間ほど単独で最上段まで各部屋を巡りました。

終わりがけの時間帯は人が少なく写真が撮りやすかったです。

オンラインでアンケートに回答して絵葉書を追加で 1 枚いただいたところでちょうどいい時間になったので集合場所へ。

ガイド付きツアーで再び中を巡る

階段と各部屋、そして展示されているお雛様の見所などの解説を聞きながら、もう一度最上段の部屋まで巡りました。

そしてその帰り道、階段の途中で、

ガイドにはなかったのですが隠れキャラ🐈‍⬛を発見しました。

帰路

新幹線は(ポイント付が昨年末で終わってしまった)グリーン特典を使ってグリーン車へ。

N700S のグリーン車はお初でした(何度も新幹線には乗っていますが最近はあまりグリーン車に乗っていなかったので)。

そしてお約束の↓。


来年のデブサミ会場は目黒のホテル雅叙園東京に戻るということで、また(今年ほど苦労せずに)百段雛まつりとセットで楽しめそうです。

HeatWavejp Meetup #06「MySQL HeatWave へのデータ同期はどうするの!?」現地参加(2/15)

こちら↓の Developers Summit 2024 初日に続いて、

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現地参加してきました。

heatwavejp.connpass.com

MySQL HeatWave 最新アップデート情報

内容的にちょっと地味でしたね。

これ(先の画像では上から 3 つ目の項目)はこの後の話にも出てきました。

MySQL HeatWave のインバウンド・レプリケーション機能(村田さん)

on AWS と OCI 両方の説明がありました。

「非同期」「準同期」などの用語は RDBMS によっても違うのでややこしいですね。

なお、個人的に on AWS のインバウンドレプリケーションについては、

が気になっています(通常のクライアントとは別方向の接続になるので)。

そして、先ほどの話のとおり、

on AWS でも非 GTID モードの binlog でのレプリケーションがサポートされました。

説明の中では先に on AWS でのインバウンドレプリケーションについて取り上げていましたが、対象のソースサーバーは Aurora MySQL 3 でした。

ちなみに私が昨年末にアドベントカレンダーで試したときはソースとして RDS for MySQL 8.0 を組み合わせていましたが、

MySQL Shell のダンプ&ロードユーティリティで指定するオプションの(ダンプとロードでの)組み合わせが私のケースと違っていました。

(私の場合、ダンプで{ocimds: true}、ロードで{dryRun: false, resetProgress:true, ignoreVersion:true, updateGtidSet:"replace"}を使用)

そして OCI の HeatWave でのインバウンドレプリケーションについては「OCI 外とのレプリケーションには(OCI 版ではプライベート IP アドレスしかサポートしないため)VPN が必要」ということで、一般的な IPsec ではなく OpenVPN での接続を例示されていました。

リアルタイムデータレプリケーション、分析を可能にするフルマネージド型 Oracle GoldenGate のご紹介(山田さん)

このとき↓「たぶん GoldenGate との組み合わせでデータ移行するケースも出てくるだろうな」と思っていました。

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これ、ネットワークで有名な某 C 社の商標の由来と被ってますね…。

いろんな機能があるので当然データ移行以外にも使えます。

そして、オンプレ向けと比較して Oracle Cloud ではお値打ちになっていますよ、というお話でした。

個人的には、

が気になります。

あらゆる SaaS データをノーコードで MySQL HeatWaveレプリケーション:CData Sync のご紹介(小島さん)

様々なデータソースに対応する ELT ツール CData Sync の紹介でした。

そして、こちらでも個人的な関心は、

です(AWS の zero-ETL 統合では非サポートデータ型があると止まっちゃうので)。

デモを実施されていました。

参考記事はこちらです。

MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1 の Learning Path を受講し、受験してみた(高島さん)

突然あらわれた資格の取得が必須になると大変ですね。

そして、

謎のアピールポイントが。


最後にクロージングで各種アナウンスがありました。

次回はこちら!(登壇者募集中)


本編の後は懇親会でしたが、(以前からあちこちで言っているように)MySQL コミュニティからの参加者が少ないのが残念ですね。

(個人的には、なんとか HeatWave の事例を作れるよう、頑張って準備を進めます)

Developers Summit 2024 初日オフライン(オンサイト)参加(2/15)

4 年ぶりの Developers Summit オフライン(オンサイト)参加でした。

Developers Summit 2024 初日

event.shoeisha.jp

午前中は普通に出勤し、午後休を取って名古屋から現地へ。

今回は以前までとは異なり目黒(雅叙園)ではなくベルサール羽田空港での開催となったのですが、駅に着いてから早速迷いました(ちょっと不親切な表示に騙されて(?)エスカレーターで 3F まで連れて行かれた)。

とりあえず最初は展示ブースへ

まず最初に本を 2 冊買いました。

www.shoeisha.co.jp

www.shoeisha.co.jp

(ちょっと急いでいたのとモバイル Suica のチャージ不足で欲しい本を 1 冊買いそびれたので、明日(というか今日)あらためて買いに行きます)

Findy ブースでくじを引き(3 等?だった)、入り口付近に戻って PingCAP の関口さんに軽く挨拶して、B の会場に向かいました。

GenAI in Production ~生成 AI に君がみた光と、僕がみた希望~(市橋さん)

弁護士ドットコムの生成 AI 利用に関するプレスリリースの後どうなったのかきちんと追っていなかったので、そのあたりを知りたくて参加しました。

日本だと BERT が出た後にファインチューニングで盛り上がっていた感があるので、2016 年から、というと早いですね。

法律関係の Q&A だと精度が気になるので、「リッチな検索」みたいな用途から始めるのは理にかなっていると思います。

努力が一瞬で水の泡になる怖さ。

どこでも前処理は大事。

これなんですよね。なかなか意味の通った文章が書けて、なおかつ相手の反応を見て軌道修正させることができる人はそんなに多くない(だから直接自席に呼び出したり電話をかけたりして口頭で指示したがる、という。なお話した内容を言葉どおりに解釈しても意味が通っているとは限らない模様)。

あとポストはしませんでしたが「AI 時代の人間の役割」(AI の生成結果をチェックするだけの簡単なお仕事、で良いのか?)みたいな話もありました。

AI 時代のソフトウェアテストの現在と未来(川口さん・和田さん・近澤さん)

Launchable 川口さんと、テスト界隈での有名人 t_wada さんと Autify 近澤さんのパネルセッションでした。

…みたいな雰囲気で始まったので不思議な感じがしましたが、

違ったようです。

ワシントンの話でしたが意外でした。SIer 存在したのか。

母集団はだいたい同じ(同じとは言っていない)、みたいな。

日本だと開発組織じゃなくて情シスを捨…いやなんでもないです(怖)。

QA の仕事の補助や代替を AI で、という文脈と AI のテストを QA でどうするか、の両方の文脈がありました(確か)。

義務教育へのプログラミングの導入の話もありましたが、高校の情報の授業も高度化してきましたね(「誰が教えることができるのか」問題はありつつも)。

目先の仕事に追われ過ぎずにちゃんとドッグフーディングしていくのは大事ですね。

残り 10 分のところでやっと 1 つ目のテーマが終了。

この先も面白そうでしたが、HeatWavejp Meetup の会場に向かうためここで離脱しました。


HeatWavejp の参加記録はこちら↓です。

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そして Developers Summit 2024・2 日目の参加記録はこちら↓です。

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