また、今年は興福寺の国宝館耐震改修工事に合わせて、阿修羅を含む天平乾漆群像を、普段非公開の仮講堂に移して公開しているので、あわせてそちらも見てきました。
まずは、興福寺の特別公開へ。
興福寺国宝特別公開2017 興福寺中金堂再建記念特別展 阿修羅-天平乾漆群像展-
仮講堂は少し前まで仮金堂として使われていた建物(薬師寺旧金堂を移築したもの)で、来年(現在再建中の)中金堂が落慶予定ということで、金堂としての役目を終えて講堂として再興されることになっているそうです。
中は比較的狭く、人は多かったもののまったく前のほうに行けない、ということもなかったので、割とスムーズに拝観できました。
続いて、普段から公開している東金堂へ。こちらは建物は少し大きめですが仏像の数が多く、拝観スペースは仮講堂の半分あるかないか。
こちらの建物には、あの仏頭(元山田寺本尊)が(国宝館から一時的に)移されています。
拝観を終え、奈良国立博物館へ。
少し時間をつぶしてからオータムレイトチケットを購入し、食事へ…と思ったら、店の営業時間が終わっていたりメニューが切れていたりで結局間食だけしかできず、おまけに案内チラシ・新聞等がおかれている場所がわからずウロウロしているうちに、オータムレイトチケットでの入館者の列に並ぶのが遅れ、2列目からの入館となり、約10分ロス。
なら仏像館への入館は最初からあきらめて正倉院展だけ見ることにしましたが、第一会場だけで半分以上(45分)時間を使ってしまったので、第二会場は急ぎ足で見ることになりました(第二会場のほうが部屋数が多く、本来なら時間が掛かる)。
今年からオータムレイトチケットが「閉館1時間半前からの入館」となって1時間短くなってしまった分、ペース配分を間違えました。
ただ、閉館45分前ぐらいから、入口に近い場所から順に観覧者が極端に減ってきていました。
私が行った11/3は、
・第一会場の前半:閉館前45分ぐらい前から
・第一会場の後半:閉館前40分ぐらい前から
・第二会場の1部屋目:閉館前30分ぐらい前から
・第二会場の2部屋目:閉館前20分ぐらい前から
・第二会場の3部屋目前半:閉館前10分ぐらい前から
という感じで観覧者が極端に少なくなっていったので、最後の10分ぐらいを残して第二会場の最後まで見たら、コースを遡って前に戻って(解説は先に読み終わっているので)展示物だけを見ていく…ということをしました。
同じことをしている人が10人ぐらいいましたので、おそらくいつもそんな感じなのでしょう。
移動距離が長くなって疲れましたが、結局いつもよりもしっかり実物をみることができました。
表の看板を撮り忘れたので、出口(裏)側の池のライトアップだけのせておきます。