構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

MySQL Release note でわいわい言う勉強会 8.0.22(10/29)

今回もネタを持って参加しました。

mysql.connpass.com


主催されている坂井さんがすでにブログ記事を書かれているので、ここでは坂井さんのブログにコメントがなかった項目を中心(?)に一言ずつ触れていきます。

sakaik.hateblo.jp

  • MySQL Shell 8.0.22 の dumpInstance、ロックの取り方が(状況に応じて)複数パターンになり柔軟になったのはいいけれど、テーブル間でタイミングの不整合が発生する謎。
    • どちらのロック方法でも NG らしい。ロック処理の不具合?それともリードアノマリ的な何か?
  • わたしのパート(Derived Condition Pushdown Optimization)は、油断して準備が雑だったのでグダグダに。
    • 11/2(PostgreSQL アンカンファレンス)のネタが決まらずそちらに意識が行っていた。
    • 「そもそも GROUP BY × Window 関数 の時に HAVING しちゃダメ」(だから外側クエリから HAVING 相当になる WHERE 条件をプッシュダウンするのは NG)という主旨が一切伝わらず、聴衆無反応で終了。
  • Prepared Statement のところで出てきた ORDER BY 数字 については、勉強会の後に他 RDBMS 利用者を巻き込んだ「場外戦」が発生。
    • 勉強会参加者は「使ってない」が優勢だったけれど、世の中ではまだ使っているところもあるようで。
  • Parenthesized query、Derived Condition Pushdown Optimization の紹介をするときについでにこの書き方を使えばよかったかも。
  • Dedicated log writer thread で遅くなっていた問題の対応(木下さんが事前に匂わせていたやつ)、まだ試した人はいないのかな?

この勉強会後にも、とみたさんから関連ブログ記事が出されてますね。

tmtms.hatenablog.com

tmtms.hatenablog.com


勉強会前の分はこちら。

tombo2.hatenablog.com

yoku0825.blogspot.com

qiita.com

第 17 回 PostgreSQL アンカンファレンス@オンライン(9/24)

今回は登壇参加で。

pgunconf.connpass.com


1 枠目は Taiki Kondo さんの(前回発表前に発表対象が消えてしまった分の)リベンジマッチで、パッチを調査・管理するツール 「pgmaster2」 のお話。

PostgreSQL の開発リポジトリの(コミットの)流れが速い上にどのブランチにコミットされたのかまで調べようとすると大変…ということで検索を楽にするツールとのこと。

開発者よりはサポートにとってうれしいツールのようです。

宣言的パーティショニングに BRIN という B-tree とは別のインデックスを組み合わせて検索を高速化しているそうです。

GitHub の master ブランチが main ブランチに変わったらこちらの名前も変わるのでしょうか?


2 枠目は、いつもの澤田さん・そーだいさん不在で急遽司会をすることになった Kida さんによる、即興の postgresql.auto.conf」 のお話。

人の手で書き換えるファイルではないけれど、最近のバージョンでマニュアルに「外部ツールが書き換えるかも」という文言が追加されたらしいです。


そして 3 枠目がわたしのネタでした。PostgreSQL 成分低め、ですが。

speakerdeck.com

スライドでも触れましたが、3 月にインフラ勉強会で実施したネタの再編&要約版です。

wp.infra-workshop.tech

wp.infra-workshop.tech

ちなみに MySQL のほうのパーティショニングは、刈り込みがうまくいくと確かにアクセスパスは少なく(短く)なるものの、(検索条件にもよりますが)なかなか思うように高速化しないんですよね。

9/30 追記: 一応試してみました。

qiita.com


4 枠目は ohiro18 さんによる、Alibaba Cloud の 「Hologres」 のお話でした。

www.slideshare.net

前々回のわたしの登壇時、こんなスライドでシメたのですが、もしこれを受けて発表してくださったのであればとてもありがたいことです(前々回の参加者一覧にお名前はありませんでしたが、人づてに聞いたとか Twitter で見かけて、とかで)。

※40 ページ目


ここで今回のアンカンファレンスはお開き…だったのですが、飛び込みで藤井さんから 「(PREPARE の)カスタムプランと汎用プラン」 についてのお話が追加されました。

PREPARE を意識して使っていなくてもアプリケーションからの Connector で暗黙的に使っていることもあるので注意、とのことでした(確かに)。


開催後、わたしの公開資料がいつになくたくさんアクセスされているので、

などと思っていたのですが、

どうして???

なぜホッテントリ入りした???

JAWS SONIC 2020(9/12-13)

jawssonic2020.jaws-ug.jp

つまみ食い的にゆるく参加するつもりが、深夜~朝以外、割とまともに参加する結果となりました。

なお、MIDNIGHT JAWS 2020 の時間帯はしっかり寝ていました。


個別に語ると大変なことになるので、全体を通して。

  • 普通のオンラインイベントとは違うノリで新鮮
  • 配信班が強い
    • 夜のイベントだけど意外と平均年齢は高い?
  • 真面目あり、おふざけあり、どんちゃん騒ぎあり、落ち着いた語り口あり、の多様性
    • 地元の UG は、やっぱりいつものマイペースで安心(?)した
  • 休眠中の支部のセッションもあったのが Good
    • リブートもいくつか発表されてめでたい
  • 名前を聞いたことがあるだけの、使い方を知らないサービスがいっぱい
    • 知っているサービスも知らないうちにアップデートされている
    • 映像系のサービスが結構進化してる
    • それ以外も進化したり別サービスが出たり
    • ベストプラクティスのつもりがアンチパターンにならないよう、頻繁なアンラーニング→学び直しが必要
  • バーチャルお遍路行きたい
    • 本音を言えばリアルで現地へ行きたい

お祭り騒ぎのつもりで参加しましたがいくつか持ち帰ったものがあったので、さっそく業務に活かします。

来年が楽しみです(やるとは言ってない)。