構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

ITざっくばらん会in磐田【Rev.004】(11/16)

1 周年記念天浜線貸し切りツアー、ということで遠足気分で参加してきました。

itzakkubaran-iwata.connpass.com

参加者 2 名を途中でピックアップしつつ、現地へ向かいました。

ところが…

ということで、集合場所まであと 1 ~ 2km 、というところで渋滞に。

先月の別イベントのときの失敗をふまえて早めの時間に来たので、結果として問題のない時間に着きましたが、一部運営の方を含め、渋滞にはまってぎりぎり会場へ来られる方、遅刻する方が続出。

わたし自身過去 10 回近く同じ道を通っていますが、駅を通り過ぎる前に渋滞に巻き込まれるのは初めてでした。

なお、受付で個人プレゼント企画(天浜線グッズ+肥薩おれんじ鉄道グッズ)をしていたので、半分受付を手伝うスタッフ状態に(単に邪魔してただけ?)。

そんなこともあり、プレゼント企画中の写真を撮り忘れ、前半戦のツイートもすっかり忘れ…。


(ここから、皆さんのツイートを拝借。)

関係ないですが、「肥薩おれんじ鉄道」の略称は「おれ鉄」です。

洗車機自体はちっちゃいので、割と「あっという間」です(細かい部分は手洗い)。

転車台で回って…

今度は外から回っている様子を眺めます。

点検中。よく見ると台車が…?

パケット(物理)が通ります。

扇形の車庫です。

鉄道歴史館を見学。

そこには、意外なものが…(一部エンジニアの視線、釘付け)。

ヘッドマークたち入浴中。

これも文化財です。


お昼になりました(この時点で予定よりちょっと遅れてる)。

ある参加者のお昼ご飯。

やっと本日初ツイート。

ちなみに、午後の予定は鉄道ゆえ「時間厳守」。昼休憩の時間が元々短めだったのがさらに短くなり、転車台カレー組のうち、ちょっと出遅れた一行は集合の数分前になって出てきたカレーをダムカレーよろしく口の中に流し込むことになったらしいです(わたしはおとなしくコンビニへ。でも、結果的に駅弁組が一番良かったかも)。


とりあえず、集合時間にはみんな揃いました。

午後の部、貸し切りツアースタートです!

LT タイム。はるかさんより。東海道線の冗長経路として敷設された旧二俣線(現天浜線)の歴史のお話。

2 番手ゆいなさん。車両の話をしてます。

そして、わたしだけなぜか天浜線の話をしてません(笑)。


LT の後に短い告知を挟み、いよいよディスカッションタイム、スタートです。


掛川駅でトイレ&おやつタイム。

東海道本線セカンダリ経路的な天浜線ですが、駅のトイレは男女 1 つずつしかなく SPOF となっています。

差し入れありがとうございます!


折り返し。

ちなみにわがチーム、鉄オタ話に振りすぎて、この時点でほとんどなにも書けてない(笑)。

以上、発表でした。

テーマパーク構想?や地元タイアップ・コラボレーション案の一方、「何も足さない」案もあり(この考え方も大事だなあ)、「ハブ」というネットワークエンジニアらしい発想もあり。

わがチームは「さわやか列車」でしたが、国内のインバウンドを狙うにはやっぱり東京の人たちが興味・関心を持つものが強い!といえるかな?と思います。

ディスカッションの締めの言葉の後に、天浜線からのお願い!

このあと告知タイムがあり、沿線風景を楽しんだ後、天竜二俣駅に到着し下車。


天竜二俣駅構内にある人力トロッコ。じつは手前に向かって登り坂になっているので帰りが辛いらしい。


いったん解散し、希望者のみ懇親会(さわやか浜北店)へ。

飯テロすみません!

終了です。お疲れさまでした!


なお、この後…

東京方面へ帰る参加者で「在来線オプショナルツアー」が。


天気も良く、楽しい「遠足」でした。

PostgreSQL Conference Japan 2019(11/15)

2 年連続で参加してきました。

www.postgresql.jp

去年は朝の通院と重なったので午後からでしたが、今年は朝から参加できました。

ぬこ@横浜さんが Togetter でまとめてくださっています。

togetter.com

(以降、感想などを。)

PostgreSQLの皮を被った次世代RDBMS - Project Tsurugi (劔) について -(神林 飛志さん)

  • なかなかぶっ飛んだ?お話で目が覚めた(眠くなかったけど)
  • 他の方が呟いていたように、現実には「性能 1/10」でもコード書くのが楽なら従来型の RDBMS が選ばれるケースがまだまだ多そう(一部のサービスを除くと「それで十分」なケースが多いし)
  • とはいえそればっかりではなにも進歩しないので、こういうプロジェクトが進められているのはありがたい

クラウド時代のPostgreSQL - Hyperscale (Citus)(藤田 稜さん)

  • Azure の DB サービスでは OSSPostgreSQLMySQL が伸びていると聞いて、時代が変わったことを実感
  • 最近流行りの「スケールする RDB」、全然追えてない
  • やっぱり中国には負けてる(単なる「利用」という面だけでも、リクエストの声が少ない)

PostgreSQL 12 and beyond(ミカエル・パキエさん)

  • 遅刻してしまったので途中から参加
  • 新機能、これからの機能を大雑把にしか把握できなかったので後で資料を見直す

PostgreSQLだってビッグデータ処理したい!! ~GPUとNVMEを駆使して毎秒10億レコードを処理する技術~(海外 浩平さん)

  • 先日の「熱演!再演!PGConf.Asia 2019」の復習として聞く
  • 性能の高さ・リソースの潤沢さは全然違うけど、ハードの限界や「隙間」を活用する姿勢(?)が 8 / 16 ビット時代に頑張っていたことに通ずる気がして親近感がわく

Kubernetes でつくるPostgreSQL as a Service(小林 隆浩さん)

  • こちらは「スケール」というより「たくさん管理」というコンテキストの話(がメイン)
  • ストレージ I/O に使える NW 帯域・遅延の問題は早めに解決する必要がありそう
  • とにかく「どんどん使って試してみる」ことが大事になりそう

PostgreSQL のための共有ディスク型スケールアウトの開発(綱川 貴之さん)

  • 開発に懐疑的な開発者のお話(笑)
  • アンケートを取ると結局「できたら欲しい」という話に…(日本の闇?)

The Digital Experience with PostgreSQL in Taiwan(林 宗禧さん)

  • 台湾の日本との違いを実感
  • 日本がやってることが全て良くない・遅れてるわけではないと思うけれど…

懇親会ではコレ↓を。

なお、見知った MySQL サイドの皆様もちらほらといらっしゃいました。

去年、何気なく参加したことでその後の行動範囲がかなり広がったので、こうして温かく受け入れていただけるコミュニティはありがたいです。

(去年は午後だけでしたし懇親会にも参加しなかったのですが、それでも。)


【おまけ】

こちら↓もよろしくお願いします!

ヤフー名古屋 Tech Meetup #4 - OSSコミッターNight(11/12)

参加してきました。

yahoo-nagoya.connpass.com

当初より技術的なこと以外の話が中心になるだろうとは思っていましたが、

  • 普段から(特定の、という意味ではありませんが)OSS にはお世話になっている
  • お世話になっているのに無関心なのはちょっと…

ということで、コミッターの皆さんのお話を聞きに行きました。

※今回は個別ではなく全体を通しての感想などを書きます。

  • Apache Hadoopコミュニティとヤフーの関わり(鯵坂 明さん)
  • 身近な技術的課題から始めるOSSプロジェクト(林 和弘さん)
  • 標準技術に携わる理由と標準化活動のやり方について 〜ID連携・認証領域の事例〜(倉林 雅さん)

Apache Hadoop のようなコミュニティが存在する著名な OSS から、身近なことを対象にした小規模な個人開発 OSS、そして標準技術としての OSS、のそれぞれ「毛色」の違う話でした。

関わる人が多い OSS にはコミュニティ内のコミュニケーションの難しさがあったり、1 人で開発している OSS には「忙しさやモチベーションが尽きてしまったことなどによってフェードアウト」の問題があったり、標準技術にはそれをつかわず独自実装してしまう有力プレイヤー企業の問題があったり…。

ということばかり気にしているとなかなか手が出せなくなりますが、「自分が手掛けた OSS が世の中で利用されている」ことは(人によるかもしれませんが)大きなモチベーションになるし、自分を売り込むとか企業が人を引き付けるとか、スキルアップにつながるとかいろいろメリットはあります。

また、標準化については社会コストを下げられるとか、「オレオレプロダクト開発で脆弱性を作りこんでいることに気づかない」のを避けられる、などのメリットも。

(標準化という文脈は一旦置いても、自社開発ライブラリを OSS 化することで「イケてない仕様でコードの過剰な密結合を引き起こす(そしてコードの改修コストが高くなる)ライブラリ」のようなものが出来上がるのを避ける、というメリットもあるようです。)

なかなかハードルが高そうな OSS 活動ですが、ドキュメント整備など「手を付けやすいところ」からの貢献も色々ある…ということで。

今のところ、わたし自身は「OSS の輪の中」ではなく「1 つ外側の輪」で貢献することを考えて興味のあるところに関わっていますが、そのうち気が変わったら何かするかもしれません…?

(まあ、ほんの数年前には「人前に出てなにかをする」ことなんて全く考えていませんでしたし…「気が変わる」というのは意外とあるかも?)

あと、質問でも話題になっていた「コミッター過労・燃え尽き問題」について。

個人 OSS が予想外に人気になってしまい業務外で、となるとなかなか立ち行かなくなるので、企業が自社のエンジニアに OSS 活動の時間をを与えることにとどまらず、コミュニティ形成・維持の支援をすることも重要かと思います。

企業自体、「いつ終焉するかわからない他者開発の OSS」を使いたくはないでしょうし。

なお、今回の話とは直接関係ありませんが、リーガル面も含めてサイボウズさんがそういう「社員の OSS 活動」の支援や「自社開発プロダクトの OSS 化」を積極的に進められているようなので、今後も注目していきたいと思います。