前回の MySQL ユーザ会会(MyNA 会)の参加レポートのように間を空けすぎると後々アドベントカレンダー記事書きと重なって悲鳴を上げそうなので、今回は終わってすぐに書きました。
pgunconf.connpass.com
今回はオーディエンスとして参加しようと思っていたのですが、枠が空いたままだったので前回から連続しての登壇参加となりました。
まずは、前回「予告」されていた、澤田さんによる「PostgreSQL のソースコードの読み方」のお話。
ディレクトリ別にどのような機能のコードが保存されているのかについての説明に加え、コードを追う場合の実例を示していただきました。
同意。
(注)ALTER TABLE の種類別にどのようなロックが掛かるかをソースコードで追って確認しました。
次は、あわっちさんの「データマスキング」についてのお話。
性能調査などで本番相当のデータを使いたいが本番データをそのまま使うと個人情報や機密情報の扱いが問題になるのでマスキングを行うのですが、具体的にどんなことを行うの?という話です。
話の最後は「わたしが欲しいマスキング機能」でした。
3 番目はわたしでした。ネタはこれです。
ちょっと前にバズった記事(わたしではなく他の方の、ですが)の一部を元ネタに、主キー(PK)としてシーケンスを使う vs UUIDv4 を使う小実験をしてみたお話しです。
ブログの技術記事、どうしても鵜呑みにしがちだったり(自分の意見と違うと)逆に全否定しがちだったりするわけですが、そうではなく「自分の利用ケースに合わせて採用する技術・手法などを決めましょう」ということを話してみました。
最後は藤井さんの「pg_standby の削除を検討中」についてのお話。
バックアップ用のサーバにデータを複製する方法として、PostgreSQL ではストリーミングレプリケーションよりも古い 8.3 の時代から用意されていた pg_standby ですが、あまり利用されているとは言い難いし PostgreSQL の開発を進めていく上で支障を生じる部分もあるので可能なら削除したい。…というイメージで聞いていました。
前述のとおり今回も登壇枠参加でしたが、
- ちょっと前にバズったネタをベースに、
- ちょっとだけ知っている MySQL と絡めて、
- ちょっとだけ「越境」して、
- ちょっとだけしか触ったことがない PostgreSQL について話す
ことによって、参加者のみなさまからのフィードバックを受けることができ、新たな知識を得ることができました。
(おまけの Export)