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名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

横山美術館「今、甦る陶磁器 明治・大正」展(1/27)

前日に続いて美術館巡りです。

最初の企画展が今月末で終了するため、去年の10月にオープンした横山美術館に行ってきました。

www.yokoyama-art-museum.or.jp

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中古車情報誌でおなじみ、プロトコーポレーションの横山会長が個人で蒐集した陶磁器約3,000点を収蔵し、1~3階で常設展示、4階で企画展示を行っています。

 

明治・大正期に制作された輸出陶磁器の里帰り品が展示されています。

オールドノリタケや高浮彫の壺が特に数多く展示されています。

高浮彫は宮川香山の眞葛焼が有名ですが、常設展では眞葛焼よりも(井上良斎ほかの)墨田焼が圧倒的に多く展示されていました。

 

4フロア、意外と広いです。1階は受付があるため上のフロアの半分程度しかありませんが、2階は特に広いです。

また、「写真撮影禁止」の表示がありませんでした。実際に写真をとっている人がたくさんいましたが、特にお咎めはありませんでした(通常、フロアにスタッフはいないようですが、防犯カメラでの監視はあります)。

 

まだ3,000点のうちのごく一部しか展示されていないので、今後どう入れ替えて展示していくのか、楽しみです(眞葛焼などは意識的に点数を抑えて展示していたのかもしれません)。

ミュシャ展~運命の女たち~(1/26・松坂屋美術館)

午後休で通院の後に立ち寄りました。

展覧会スケジュール | 松坂屋美術館 | 松坂屋名古屋店

※会期が終わるとページがなくなるので展覧会スケジュールにリンクしておきます。

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全く気付いていませんでしたが、当日はプレミアムフライデーで割引(200円)がありました。

プレミアムフライデーとはいえ一般市民にはあまり関係がなく、まだ日陰に雪が残るような寒い日だったせいもあってか、ガラガラではないですが空いていました。

 

ミュシャ展と言っても、去年東京にやってきたスラヴ叙事詩のような大きな目玉作品はなく(ただし「残存点数が非常に少ないため同時にまとめて展示されるのはおそらく初めて」という作品はあった)そのぶん静かにゆっくり楽しめたわけですが。

よく見る、装飾的なポスターとは違った、素描だったり落ち着いた画風の作品もありました(細密な点は共通しています)。

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会場を出る前に消しゴム版画にチャレンジしてきましたが、黒の輪郭線のインクの付け方が薄くてちょっと失敗しました。

 

特に話題性が高い展覧会ではなさそうですが、落ち着いてゆっくり見たい人にはかえってお勧めです。

 

アンラーニング

先日、若いエンジニアの方が「アンラーニング」について触れていたので、「おっさんは古い知識を捨てないと新しいことを覚えられない」という主旨のリプライをしたら、「自然アンラーニングですねw」という、「アンラーニング」の定義から外れた方向に行ってしまいました(ミスリードしてごめんなさい)。

「アンラーニング」は、「意識的に知識・習慣を捨てる」ことなので、「自然・無意識に捨てる」のは、そもそも「アンラーニング」ではない、ということで。

 

ただ、私自身は、放っておくと過去の慣習や常識に縛られがちで、意識的に何かを捨てるのが苦手なので(知識・習慣ではないが部屋の中も酷いことに…)、

 

「無意識に要らない知識・習慣を捨てられる状況を作る」

 

ために、

  • 「いま取り組んでいること」から少し外れた(もしくは、少しだけ関連がある)分野の本を読む/勉強会やセッションに参加する
  • 自分よりはるかにレベルが高い「ガチ勢」が参加する勉強会やセッションに参加する(同じ分野でも「方法論」はどんどん更新されていくので。但し「圧倒的なアウェイ感!」で疲労が…)
  • 「ガチ勢がおっさんばかり」のところだけだと、分野そのものが世の中から置いて行かれるリスクがあるので、若手(エンジニアに限らず)の話も意識的に選んで聞きに行く
  • 読んだ/聞いた/覚えたことで自分でできそうなことは実際に試してみて、よかったら取り入れる

などをすることで、知識・習慣の固定化を防いで、結果として「使わないものを自然に忘れる」方向に持って行っています。

 

意識してアンラーニングするのがいいか自然に捨てていく状況を作るほうが向いているのかはその人次第だと思いますが、周りにいる人たち(特定の個人ではなくて複数)に対して

 

「こいつ、この前言ってたことと全然違うこと言ってやがる」

 

と感じることが多くなったら、アンラーニングすることを考えたほうがいいかもしれません。