構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

JAWS-UG 茨城 #1 Education-JAWS コラボ回参加+産総研・地質標本館見学(3/15)

JAWS DAYS 2025 の日に参加を決めたので、JAWS-UG 茨城 と Education-JAWS のコラボ回に参加してきました。

jawsug-ibaraki.connpass.com

前日に茨城入り

前日入りを決めた時点では、もう新横浜や東京(東部)〜つくばの沿線周辺に宿が取れなかったので、土浦に宿を取って当日はつくばまでバス移動することに。

しかし前日の 3/14 は豊橋駅構内ポイント切り替え不具合による東海道新幹線の運転見合わせが 3 回も発生したので、勤務後の移動ができるか最後までヒヤヒヤでした。

名古屋駅に向かう間にも 1 回運転見合わせが発生。ただ、乗る予定の列車の待ち時間は長かったものの、乗ってしまえば品川まで(静岡県内の一部区間を除いて)詰まることなく順調に進みました)

産総研・地質標本館へ

朝は土浦駅からつくば方面に直行するバスの時間が合わなかったので、荒川沖駅経由でつくばに向かいました。

バスは定刻に出発したと思ったのですが、乗車中に Google Map で運行状況を見たら 5 分遅れで出発したことになっていました。

(少なくとも気づいた時点で 5 分程度遅れていたのは事実でした)

www.gsj.jp

入館前には知らなかったのですが、11 時から館長による解説があるとの館内アナウンスがあったので、退館するのをやめて参加することにしました。

(なおこの時点で、うっかり第 4 展示室の岩石・鉱物・化石の展示を見るのを忘れていたことに気づいて、少しだけ眺めてから館長解説の場に向かいました)

解説は 1 時間ほどで終わったのですが(予定は 30 分)、その後も Q&A が続いていたのでやむなく途中離脱しました。

(第 4 展示室は結局じっくり見ることができず。また今度?)

JAXA 筑波宇宙センターに立ち寄り

見学の空き時間帯が合わず予約ができなかったので、ちょっとだけ立ち寄ってロケットを見つつちょっとだけお土産を買ってきました。

www.jaxa.jp

筑波大学 1B 棟(会場)へ

どちらもいつか行きたいですね。

(前日時点では筑波実験植物園に立ち寄る予定だったんですが)

JAWS-UG 茨城 #1 Education-JAWS コラボ回


speakerdeck.com

いろいろ苦労がありそうです。

産総研がなぜ地質図?」とよく聞かれる、という話もありました。

国土地理院の事業との境界は確かにわかりづらいですね。

そして国土地理院産総研(地質調査総合センター)といえば「ブラタモリ」のつくば回の訪問地ということで、地質標本館でも紹介されていました(館長さんのお話にも出てきました)。

www.nhk.jp

新規につくるのと違ってなんらかの「しがらみ」は残りますよね。

研究者特有の「その人が生きている間は他人は不可侵」みたいな話がありましたが、そうすると過去の情報を継承していくのは大変ですね。


speakerdeck.com

前回は沼口さんの母校・弘前大学、今回は渥美さんの母校・筑波大学でした。

(前回はかなり「前置き」が長かった記憶が)

AI/ML 分野は「単価が高い」「使用時間が長い」「リクエスト数が多い」のどれかまたは複数の組み合わせで結果として高額になりがちなので。

リプで「そこは出ない」とのことでした。残念(?)

さすがに対象範囲が「建設後の DC の運用と関連技術」でしょうから「DC を建設するまで」のことは扱わないようです。

ユーザーとして DC を利用する立場では、

  • 予想震度・液状化・急傾斜地・津波・河川氾濫・内水などのハザードマップ
    • 近隣活断層の種類(正・逆・横ずれ)と位置関係(隆起側・沈下側)
    • 標高
    • 海岸線や河川からの距離
    • N 値 50 以上の地盤までの杭の深さ
  • 周辺の交通経路
  • 電力の引き込み
    • 複数の変電所かつ別方位から DC 内に引き込まれているか?
    • 地下の管路で来ているかもしくは電柱か?
  • 通信回線の引き込み
    • 複数のキャリアが利用できるか?
    • 引き込み経路は冗長化されているか?
    • 地下の管路で来ているかもしくは電柱か?

のような、地理に関わる事項も気にするわけですが(気にしないですか?)。

地元の某専門学校は、IPA 試験の会場になっている学校です。


JAWS DAYS 2025 の話の Recap?

とにかく活動量が多い、という。

こちらは「後進」の皆さんに向けてのライブデモで、うまく行くかどうかでかなり緊張感があった模様。

よく言われている話ですね。


www.slideshare.net

全盲または弱視の学生さんのチームでスマートスピーカーの「スキル」を開発しているお話でした。

先輩方もいくつかのスキルを開発されていて、スキル開発の歴史が引き継がれていっているようです。

つい忘れがちですが、開発者のツールだからといってアクセシビリティを後回しにして良いわけではないですね。


www.docswell.com

こちらも学生さんの登壇でした。

ゲーマー向けのプロフィール作成サービスを作っていて、そのサービスのユーザーアカウントまわりの話でした。

DynamoDB には(資料にあるとおり GSI(グローバルセカンダリインデックス)もあるのでそちらでの絞り込みができますが、トランザクションを使う場合は特に気をつけないといけないですね。

(結果としてシングルテーブル構成になるだけではなく、キー列が単一ドメインではなくなりテーブルが非正規形(第一正規形でもない)になりがち、という)

ちゃんと設計して実装されているのがすごいです。


speakerdeck.com

見学できなかったのが残念ですが、また来る理由ができました。

話題にはなりましたが、実際に使うまでのハードルはかなり高そうです。

個人利用は NG とのこと。大富豪なら…と思いましたがそういう人たちなら法人の一つや二つは普通に持っていそう(?)。


speakerdeck.com

もちろん立場的に「必要」「不要」はあるのですが。

わたしも更新が面倒&お金がかかるのでやめちゃった資格検定の類はありますね。

ワンオペ大変だけど、(自分では手を動かさないし日頃からキャッチアップもしないのに思い付きや感覚だけで口出しするような人からの)横槍がなければ自由で楽しい面もありますね。


speakerdeck.com

「これからジュニチャンを目指す」話はこれまで聞く機会がなかったので新鮮でした。

使えるサポートは何でも使う、と(取り組み方の工夫大事)。

一人で静かに進めていても張り合いがないですからね。

(といいつつわたし自身はあまり気にしないほうですが)


全冠勢多いですね。

使い道がうまくかみ合わなかったので挫折しました。

Amplify Hosting で SSR などを行う際のサーバーとして Lambda@Edge が使われるとか、サービスを提供する AWS としては「ユーザーは意識せずに使ってほしい」考えもありつつ、一方でトラブル発生時の対処のためにユーザーとしては知っておいたほうが良かったり、「付き合い方」を考える必要があるのかな?と。


www.docswell.com

「枝刈り」の対象になりうる(一般向けの)大規模なモデル(「枝を刈ってコンパクトにする」のだから当然大きくないと)と実行できる環境が必要なので…。

ドキュメントに書かれていないとか書かれていても全く目立たなくて見つけられない重要事項、ありがちです。

ポチらず。

ベースとして使うモデルの選択肢が限られる(対象モデルの性能が良くない)ので、いま時点ではちょっと実用性に欠ける面が大きいという話はよく聞きますね。


学内のツアーも実施されたそうで(かなり広いので端から端までだと大変そう。「次回」はあるのかな?)。

日本のラストワンマイル問題、1990 年代中盤から後半あたりには NTT の ISDN 戦略に対する批判があったりまあいろいろありましたが、そこから先の ADSLFTTH で家庭環境の固定回線の整備が進み(もう「ブロードバンド」なんて死語ですね)、他方で無線通信もどんどん高速化し(帯域だけではなくレイテンシーも改善された)、一気に整備が進んだ感があります。

普段話をする人たちの層が違うと、認識はまったく違いますからね。

だからこそ「内に籠らず外に出ていくの大事」、という。


懇親会では、産総研の内藤さんを囲んで生成 AI を使った地質データの活用(一般の人たち向けの情報提供の文脈で)の話をしていたりしました。

おそらく「(いま居る・住んでいる場所が)どの程度リスクがあるか?」については GISPostgreSQL 系では PostGIS)で検索しつつ、検索して取ってきた情報をわかりやすくまとめて利用者に伝える目的で生成 AI(LLM)を使う、という形になるでしょうね。

(RAG といえば RAG ですが文章や画像などの検索に埋め込みベクトルを利用するのではなく緯度経度や Geohash などを中心に使うイメージ)

内藤さんも FOSS4G に参加されているという話でしたが、過去には産総研の方が FOSS4G で地質図についての事例発表もされていますし、最近では MIERUNE 久本さんが産総研の 3DDB Client を使った 3D データベースのデータ可視化について発表されているので、うまく協業できると良いサービスが世に出てきそうな感はあります。

www.youtube.com

www.osgeo.jp

(「事例発表3: FOSS4G on AWSマピオンの地図が引っ越しました〜」なんて懐かしいものも)


翌日は予定があったので朝一の特急で東京へ向かい、東海道新幹線に乗り換えてそのまま愛知に帰りました。

ありがとうございました。