構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

PostgreSQL Conference Japan 2022(11/11)+東京国立博物館「国宝 東京国立博物館のすべて」

東京のオフラインイベントとしては 2020/2 のデブサミ以来、2 年 9 ヶ月ぶりの遠征をしました。

www.postgresql.jp

今回は午後から、チュートリアルトラックと懇親会に参加してきました。

※ほぼ「自分のツイートまとめ」になっています。


【T1】PostgreSQL開発者がPostgreSQL 15の新機能を徹底解説

PostgreSQL 10、2022/11/10 に出たバージョン 10.23 で最後のリリース、のようです。

PostgreSQL 15 では新たにMERGEがサポートされましたが、休み時間に立ち話をしていた感じでは、PostgreSQL でもロックには気を遣っているようで(当たり前か)。

ロジカルレプリケーションは他にも行フィルタ・列フィルタなど色々進化しているようです。

圧縮系は今時のハードウェアだと IO 負荷 > CPU 負荷 な感じで、利用したほうがスループットが上がるみたいですね。

タグをミスりましたが、影響が大きそうです。

残念。


【T2】PostgreSQLのバグとの付き合い方 ~バグの調査からコミュニティへの報告、修正パッチ投稿まで~

MySQLer としてはこれ of これ。

ドキュメントに書かれていなくても機能実装の痕跡がある→試したらうまく使えない→バグじゃね?…となることもありそうですが、基本的にそれはバグじゃないとのこと。

ちなみにツイートで触れた MySQL の話は↓に

qiita.com

なお、コストモデルのテーブル自体はMySQL 5.7から存在し、設定値の変更も可能ですが、ストレージ(ディスク)/バッファプール(メモリ)のコスト係数は実際の実行計画には反映されず、同一のものとみなされるようです。

と書いた件です。

コミュニティとしてはメーリングリストでバグの管理をしているので、既知のバグを調べるにはメーリングリストを当たるのが良いそうです(修正済みに限るなら GitHub リポジトリの履歴を見る方法なども)。

MySQLer としては…(略)

PostgreSQL でも MySQL でもセキュリティ関連のバグは基本的に非公開の場所で管理されますが、MySQL ではそれ以外の「非公開」が多いような…?(気のせい?)

報告しても「バグじゃないよ」「再現できないよ」と言われるとつい余計なことを言いたく(書きたく)なりますが、推測ではなく事実を伝えろ、と。

PostgreSQL アンカンファレンスは本編への参加が間に合わない場合にもロスタイムを狙って参加すると良い話が聞ける(相談できる)…かも?


【T3】PostgreSQLの権限管理 ~ アカウントの操作とRow Level Securityの活用 ~

  • 資料

speakerdeck.com

  • 登壇内容のブログ記事

soudai.hatenablog.com

そーだいさんがセッションの中で何度も推していた加藤さんの資料(ロール管理)はこちらです。

www.slideshare.net

これがメインテーマだったらしいです。

ついでにおまけ。


【T4】PostgreSQLパラメータチューニング入門

…とツイートしましたが、性能問題の他に、障害などで調査が必要なときのパラメータなども話のテーマの中に含まれていたようです。

MySQL と比べて設定できる容量の上限が小さい気がしたのですが、実際のところ、トランザクション ID が一周する問題とどちらが先に来るのだろう…?

ストレージを分離して「ログ送っとくからデータの保存はよしなにやっておいてね」方式だと、そもそもチェックポイント処理で「平常時のスループットを優先するか Stop the World のリスクを下げるのか」バランスを探るようなことはやらないですからね。


クロージングセッションは LT ではなく「国内データベース利用動向調査報告 2022」でした。

その後の懇親会では NTT グループ若手連合軍(?)のテーブルのあたりで話をしていました。

そしてうっかり、まぐろさんに挨拶しそびれました(ちょっとは歩き回ったほうが良かったかな?)。


翌日は 東京国立博物館「国宝 東京国立博物館のすべて」 へ。

ただ、気づいたタイミングが遅く 11/12(土)の予約は 14:30 〜 15:30 の回まで全て埋まってしまっていたので、昼過ぎまでどこかで時間を潰すことに。

無駄(?)に新幹線(と在来線とコミュニティバス)で小遠征してきました。


昼過ぎに上野に戻ってきて常設展(総合文化展)を先にさらっと見てからいよいよ本編の特別展へ。

www.tnm.jp

特に刀のあたりが大人気だったようですが、個人的にはそれほどでもないので刀はさらっと流して見て大体 1 時間弱ほどでした。

東京国立博物館(というか上野公園周辺)、やっぱり人が多かったです。

特にミュージアムショップ(常設のほうも特別展のほうも)が大混雑!だったので、別の場所で単独で販売していた図録だけ買って帰りました。


次の東京遠征予定はこちら↓ですが、コロナ第 8 波で中止にならないことを祈ります…。

eventreg.oracle.com


追伸:アドベントカレンダーへの参加をお願いします

こちらです。