構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

builderscon tokyo 2019 ほか(8/31)

昨年に引き続きですが、今年は都合により土曜日のみの参加となりました。

builderscon.io

参加セッションについて簡単にコメントなどを残しておきます。


レガシーサーバーを現代の技術で再構築するfujiwara さん)

古くなったけれど日常利用していて停止しづらいシステムを、AWS のマネージドをうまく利用する形に変えていく話でした。

まさにわたしが今取り組んでいることと重なる内容でした。

AWS へ Lift するのは良いのですが、一旦運用に乗せてしまった AWS 上のシステムを Shift するのって大変ですよね(Lift のときはどんどん新しいシステムの構築を進められるけれど、利用中の環境に変更を加える場合は障害を起こさないように注意して進める必要があるので、ペースが半分以下に落ちてしまう…)。

JPQRによって変わる日本のQRコード決済(tamaki-shingo さん)

「Pay 乱立状態」で複数の事業者に対応=店頭に QR コードだらけ、という困った状況を変える JPQR の話でした。

完全な日本独自規格ではなく国際規格に基づいて制定された規格とのこと。

数字が記されていて「読もうと思えば読める」バーコードと違い、目で見て内容を読み取ることができなかった QR コード。その中に含まれる情報がわかってくると(さすがに目で読み取ることまではできませんが)なかなか面白いですね。

ランチセッション「ajitofm公開収録」

運よくランチ券をいただいたので、お昼はこちらへ。先日起きた AWS の障害がテーマでした。

わたしは運よく大きな被害を受けなかったのですが、会場内には大変だった方もそれなりに多かった模様。

ただ、本当の「戦い」(?)はこれから。

何も考えずに現状のまま運用を続けてまた痛い目にあうか、(それをすることで)防げる事象、逆に生じるリスクを十分考慮しないままマルチクラウド化を進めた結果、平時に痛い目にあう(もしくは有事に役に立たずパニックになる)か…とはならないことを祈ります。

スーパーカミオカンデの開発と運用(yhayato さん)

われわれ東海地方民にはなじみ深いわりに、中身のことは意外と知らないスーパーカミオカンデと、そこで観測を行うためのシステムの開発・運用の話でした。

さすがに内容の半分ぐらいは理解ができませんでしたが、「Fast EthernetCisco の SW」などわれわれになじみ深い一般の技術・機器を使いつつ「稼働率 100% 必達」。

このあたり、「異世界ではなく同じ世界の話」であることを実感させられました(実際には光電子増倍管の大規模破損で停止したことがありましたが)。

稼働率 100% 必達」といっても〇ホ上司が言うたわごとではなく、宇宙の中で瞬間的に発生する自然現象が相手ですので、相手に反論できない辛さが…。

20年後のソフトウェアテストの話をしよう(yumu19 さん)

ソフトウェアが IoT や AR などの世界に進出していくのにあわせて難しくなっていく、ソフトウェア(に限らない?)テストの話でした。

現実空間で実機を使ってテストできるものばかりではなく、仮想環境を上手く使ってテストしていく…考えてみれば当たり前ですがあまり考えたことがなかったです。

まさに「知らなかった、を聞く」でした。

もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら(Tsubomitch さん)

わたしが参加したセッションの中では、スーパーカミオカンデの話に並ぶぐらい盛り上がったセッションでした。

セキュリティ、防御よりは攻撃側が面白い。

まあ、やりすぎるとクライアントに実害を与えてしまって大変なこともありますし、マルウェアの扱いを誤ると業務であっても逮捕されかねない点は注意が必要ですが。

とにかく、Tsubomitch さんがすごく楽しそうにお話しをされていたのが印象的でした。


LT もテンポよく面白い話が続き、あっという間にクロージング。

1 日しか参加できなかったのが残念でしたが(あと見本市に立ち寄ることができなかった点も)、密度の濃い 1 日になりました。


builderscon の後、直接名古屋には帰らず上野で途中下車。国立西洋美術館で、開館 60 年記念の松方コレクション展を見てきました。

国立西洋美術館・松方コレクション展
国立西洋美術館・松方コレクション展

国立西洋美術館は、戦時中にフランスに接収され戦後フランス政府から寄贈返還された松方コレクションを中心に西洋美術品を収蔵している美術館ということなので基本的には館蔵品の展示でしたが、わたし自身は普段西洋美術品をあまり鑑賞するほうではないので(普段は日本美術や仏像・仏画が多い)、こちらも「知らなかった、を見る」でした。