構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

JAWS-UG名古屋 プロビジョニングを語る(7/17)

開催から時間が経ってしまいましたが、先週参加してきました。

jawsug-nagoya.doorkeeper.jp

見つけたスライドへのリンクはこちら(森さんの分だけ未発見)。

CloudFormation ことはじめ - JAWS UG 名古屋 2019年7月度

AWS CDKの紹介(祝GA!!) - Speaker Deck

Ansible AWXで一歩進んだプロビジョニング

Pulumiを本番投入した所感 - Speaker Deck

とあるインフラ運用の今昔物語

ここのところ、参加したイベント・勉強会では大体実況 Tweet しているので、こちらのブログ記事では内容の要約は省略して感想などを簡単に記すことにします。


プロビジョニングツール / IaC がテーマということで、今回は

  • CloudFormation(AWS
  • CDK
  • Ansible
  • Terraform
  • Pulumi

という多様なツールが発表テーマとして出てきました。

それぞれ、主たる対象レイヤが(仮想)ハードウェアやクラウドサービスの設定だったり OS だったりミドルウェアだったりして全てが直接重なるものではないのですが、これらのうちのいくつかが、別レイヤにも「進出」してカバー範囲に加えていくのを見ていると、「IT エンジニアのフルスタック化」を見ているようで感慨深い(?)です。


また、前述のツールにシェルスクリプトや Chef などを加えると、IaC を実現するパターンとしては

  • 何らかの汎用的な言語(Ruby など)または専用言語を使う
  • JSONYAML などのフォーマットを使う

に大別される形でツールが出てきて、それと並行して

  • 「やるべき処理」ではなく「完成系がどうなるのか」を記述する

スタイルで冪等性が担保されるようになり、コードと特定フォーマットのファイルの間で揺れ動きながら、さらに

  • (いくつかの)汎用言語を使って JSONYAML などを生成し、それをプロビジョニングに使う

という、両方の「いいとこ取り」をするようなスタイルに変化していっているのが分かります。

なんだか t_wada さんが「技術選定の審美眼」の中で、技術の大きな進化・変化を「螺旋」と表現されていましたが、特定の狭い分野の進化・変化も同じように「螺旋」を描いているようで興味深いです。

Worse Is Better - 過去を知り、未来に備える。技術選定の審美眼 2019 edition / Worse Is Better - Understanding the Spiral of Technologies 2019 edition - Speaker Deck


川路さんが紹介された AWS の CDK については、ちょうど先ごろ AWS Loft Tokyo で GA 記念のイベントが開催されたようで、このようなレポートも上がっていました。

AWS Cloud Development Kit (CDK) GA 記念 Meetup @ Loft Tokyo に行ってきました - michimani.net

クラウドも含め、これからの動向に注目したいです。