リンク先のそーだいさんともじゃ変さんのやり取りをたまたま見ていたこと、あの Java Champion の櫻庭さんがなにかお話をされるというのが気になって、Club MySQL #4 の翌日というハードスケジュールでしたが、即決で参加を決めました。
宿泊地の新横浜から新幹線で岡山へ。寝不足で頭痛があったので薬を飲みましたが、新幹線移動中には治らず。
勉強会開催の地である岡山県立大学までは、JR桃太郎線(吉備線)でも行くことができますが(服部駅からすぐ)、途中観光したかったのでレンタカーを借りて移動しました。
まずは、吉備津神社へ。
天気は曇り一時雨でしたので写真(本殿)は暗めです。ただ、移動中はほとんど傘をささずにすみました。
次に、備中国分寺へ。
五重塔があります。お守りを買っているうちにあまり時間が無くなったので、五重塔に近づくのは諦めて、岡山県立大学へ。
備中国分寺からは近かったのですが、開いている門がわからず周囲を一周。慌てていたので写真を撮り忘れました。
初参加の合同勉強会、勝手がわからないまま画面が見やすい位置に座りましたが、どうやら運営の皆様方の真ん中あたりに座ってしまった模様(おっと)。
勉強会の間、頭痛がだんだん酷くなっていって下を向いておとなしくしていたので何の交流もできませんでしたが、とりあえず今回の最大のミッション、募金を渡すことはできたので任務完了!
あと、アクティブ体操のおかげで一旦少し頭痛が和らぎました(が、太股をのばす運動のときにうっかり筋を痛めるアクシデントも発生。体の硬いおっさんは辛い)。
気になったこと、感想などを箇条書きで書いておきます(発表タイトルは省略)。
ホリタアイコさん
- コンプレックスの話。
- 成功した人が、意外なコンプレックスを持っていることが多い。
- これは別の勉強会でも感じた。学歴とかコミュニケーション面のコンプレックスをよく聞く。
- 病気の話。
- 病気になって一時期働けなかった人も多いと感じる。
- 自分に似た境遇の人に無意識に目を向けているせいもあるかもしれない。
- 自分の強みやスタイルに自分自身が気付いてなくて、それを他人から教えてもらうことがきっかけでうまく行き始める。
- 分かる気がする。褒めてほしいわけではないけど、何か言ってもらえると嬉しいことはある。
- 言語化大事。
- 長いこと避けてきたせいで、今ブログを書くとき上手く表現できないことがたくさん…うう。
むねやすさきえさん
bleu48 さん
- 「AI、普及すると AI と呼ばれなくなる」問題。
- 普段「何でも AI って呼んでばかりだなあ」と思っていたので「実は逆だった」ことに気づく。
- ML(機械学習)はデータが多い(膨大な)ところ、100% を求められないところ、ちょっとでも自動化・数値化できれば助かるところで成果を急がずに使うべし。
- まさにそこを間違えてポシャった or 死に体の企画がいくつかある。嗚呼。
阿部 信介さん
- コマンドコントロールとサーバントリーダーシップ。どちらかに極端に偏る人は少ない。
- コマンドコントロールはマネージャにとって扱いやすいという話だったが、現実にはどうだろうか(と思っていたら、その「どうだろうか」という事例についての話だった)。
- 適切なマネジメントのスタイルは取り組む業務によって違う。
- PoC 業務は成果を出す方法が分かりにくいのでマネージャ 1 人でコントロールするのは無理。
- その通り、というかうちのマネージャも PoC を主導して進めるのは苦手。
- 安心して学習できる環境をつくり、創造性を阻害するものを全て取り除く。
櫻庭 祐一さん
- Java はサーバだけではない、まだデスクトップも残ってる。
- 今は亡き Sun のロゴは途中で変わってる(四角形の角度が)。
- リリースモデルの変更(コミュニティ主体で仕様決め&半年毎のバージョンアップリリース)。
- 進行中プロジェクトの話。
※LT は省略します。
大中 浩行さん
- ローカルと AWS(本番)環境の AMI をどう揃えるか。
- Chef はインフラ界の Java。
- 起動時 Userdata で設定?それとも環境ごとに AMI 作る(ゴールデンイメージ方式)?→後者メインでやってる。
- やっぱりそうなりますよね、という感想。
- 取り組みの成果:バージョンアップ 2 時間が 10 分・プロセス標準化・レシピ精度向上(Serverspec のおかげ)。
逸見 誠さん
- blink、marquee など昔懐かしい風物詩を Firebase を使って SPA の形で再現してみる。
- フレームっぽいデザインも入れた。「レスポンシブフレーム」。
- 実はこのネタ好きだったのだが、ブログに書く内容・キーワードが思いつかない(ボキャブラリが貧困)。
永野 英二さん
- プロマネ標準の PMBOK は小難しい。
- 最高のものを最適な納期でクライアントに納品するのが目的。
- 動き出す前にやっていることは、適切なツールの選定。
- 教えなくても使えるツール:Backlog。
- 全員が使うツールから決めていく。
- 決めてない項目があると唐突に変なルール/ツールで情報がやって来るので、事前に決めるの大事。
- おっしゃる通り、というか自分でも決まってない情報伝達の場合にそれをよくやる(で、すれ違う)。
- 岡山でも JBUG を。
中村 哲也さん
- モバイルファーストの時代、一日の中で一番最初に触るものはスマホ(アラーム OFF)。
- 同期な生活→非同期な生活へ。
- コールバック地獄や async / await 地獄に陥ってる人、多いんでない?(注:コーディングの話でなくて実生活の話)。
- もくもく会最強コミュニティ説(非同期な勉強)。
- コミュニティ=相対パス。大事なのはパス(ディレクトリ)より中身(ファイル)。
- ディレクトリが権力を持ちすぎるとろくなことがない。
- サマータイムって要る?
- NHN Cloud Garage DAP(開発者向け無償提供)使ってね。
色々なテーマ、かつ岡山県外からの参加・発表(登壇)があって面白かったです。
ただ、名古屋の勉強会で感じたのと同様に、やはり東京と地方の層の差は大きい感じがします。東京には、本当に「強い人」が集まって来る一方で、地方はそうでもなく。
もっとも、そういう状況だからこそ「強い人」でなくても大いに活躍の場があるし、色々なレベルの人が安心して大き目の勉強会に参加できる(登壇できる)、とも言えそう。
名古屋は、その地域の特性上(今でも製造業が盛ん、など)、人口規模のわりに「分野によっては『本当に強い人』は目立たないところにいて、勉強会には出て来ない」「強い人が多く参加している勉強会へのハードルが高く感じられる」「分野によっては、存在しても良いはずの勉強会が存在しない」というイメージがあります。
日本の IT の世界も東京一極集中が緩和されればまた新しい展開があるかもしれない、と感じた地方勉強会への参加でした。
頭痛が治らず、勉強会終了後は寄り道せず倉敷のホテルへ。
天気は悪かったですが、山と田んぼが広がる風景は落ち着きます。
翌朝、頭痛が治ったので、倉敷の街を歩きました。
阿智神社。
倉敷民藝館。
川と街並み。
豪雨災害後のアクセスの問題や風評被害で客足が遠のいていたという話を聞きましたが、それなりに観光客はいました。
倉敷散策の後は、岡山市北部の足守へ。
近水園。
街並み。
その後岡山駅前でレンタカーを返却し、新幹線で帰りました。
十分に周りきれたとは言い難いので、またいつか行きたいと思います。