2週連続で参加してきました。
会場の Yahoo! LODGE はこんな感じでした。
今回は yoku0825 さんがいらっしゃらないということで、前回に引き続きツイートで頑張ってみました。
※初めて自分でトゥギャったら微妙に失敗しました。
坂井さん前説の後、Yahoo! Japan の三谷さんから同社の MySQL(fork 含む)環境についての説明(LT 枠に申し込みがなかったので代わりに?)があり、その後に主役として坂井さんが再登場されました。
内容のスライドは以下のものです。
周辺知識から理解するMySQL の GIS機能 ~ClubMySQL #4
で、いつものように箇条書きします…が、内容はスライドのほうで確認してください。ここでは気になった点しか書きません。
- MySQL の GIS 機能は結構昔からあった(4.1 の頃から)
- 但し、8.0 で標準に合わせるために独自仕様を削除したため古いツールが動かないことも
- 点(POINT)・線(LINE)・面(POLYGON)の 3 つの型(さらに各々マルチもある)をひっくるめて入れる幾何(GEOMETRY)型がある(幾何型はコレクションもある)
- 地球上の位置は、まず緯度と経度で表す
- 地球は丸いといっても真球ではなく、歪んでいるしデコボコしている
- 地球を表すのに色々なモデルがあり、JGD2011(SRID=6668)、WGS 84(同4326)などがある
- 楕円のまま位置特定する地理座標系と、平面の地図に落とし込む投影座標系がある
- 子午線は
たくさん無数にある(→表現が悪かったので訂正) - 三角測量では三角形の合同条件を利用して測る→一等三角点網が形成される
- 標高ゼロメートルはモデルとなる回転楕円体の表面の位置とは違う(場所によって外側だったり内側だったり)→場所によって重力が違うから
- GeoHash は 32 進数で桁が増えるほど細かい場所を指し示す(狭い範囲を特定する)ことができる(1 桁ごとに 32 分割)。
- MySQL 8.0 ではまだまだ GIS の関数も事例も足りない
- まずは試してみて
…ということで、以前私が試したときの記事も載せておきます。
今回の Club MySQL #4 開催によって、他の方が書かれた記事が(少なくとも)2 つ増えたようです。めでたい。
普段生活していてあまり気にしないことに興味を持ってつきつめてみようとするのは、IT エンジニアのような仕事をしている人には必要な特性ですね。
完全に余談ですが、会の途中でつぶやいた
別の川から分流してるわけではないのに、矢作川水系と豊川水系に流れていく巴川という不思議な川がある #mysql_jp
— hmatsu47 (@hmatsu47) 2018年8月31日
は、これのことです。
この(これらの)川、源流は巴山という標高 700m 台の山にあるのですが、それとは別に分水点が平地(といっても標高はそれなりに高いところ)にあって、南北方向に 1 本につながった川が、ある地点から北側は矢作川水系、南側は豊川水系に流れていくという、ちょっと珍しいことになっています。
興味がある方は現地を訪れてみてください…って、愛知県外(遠州・南信州ならともかく他は…)から気軽に行ける場所ではないですね。
なお、さらに関係ない話に脱線していきますが、近隣では「ミネアサヒ」というおいしいお米が栽培されています。但し生産量が少なく県外ではほとんど流通してないようですので、もし訪れるのであればついでに買っていくのもいいかもしれません。
よかったら五平餅もどうぞ。
…最後は Club MySQL とは何の関係もないことを書いてしまいました。