構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

第 31 回 中国地方 DB 勉強会 in オンライン(4/2)

今回は、主催の高橋さんからお誘いを受けたので、登壇(発表)側で参加しました。

dbstudychugoku.connpass.com


高橋さんからは「MySQL 8.0 の話をお願いします」とのことだったのですが、具体的に MySQL 8.0 について何の話をしようかずっと考え込んでいてなかなか資料作りが捗りませんでした。

加えて、3 月中旬は MySQL 8.0 の日本語マニュアルの機械翻訳に対する修正提案(第 1 章だけで力尽きましたが)、その後は直前の JAWS-UG 名古屋の LT 発表資料作成、そして本来資料作成に充てる予定だった直前の週末を持病の頭痛で半分潰すことになったので、今回は本当にピンチでした。

結局、移行(バージョンアップ)をテーマにすることに決めたのですが、バージョンアップの方法を解説しても面白くない(というか自分で実際にプロダクト環境を MySQL 8.0 にバージョンアップしたことがなく本当の苦労もベストプラクティスもわからない)ので、「移行(バージョンアップ)に役立ちそうな情報」を取捨選択して話すことにしました。

結果として発表の前日に資料はいったん完成し、直前まで数回修正を加えることになりましたが…。

speakerdeck.com

本番では話の流れや時間配分など、いつも以上に詰めが甘くなってしまいました。


後半はパトラッシュさんの DB のメタデータ管理のお話でしたが(ご本人の都合が合わず録画による発表に)、開発チームメンバーの採用と育成、そして担当業務の属人性の排除と情報共有については、どこも共通して抱える課題のようですね。

実際にどの程度できているかは別として、特にコロナ禍で意識している点だったりもします。情報共有も大事ですが、その前にコンテキストの共有をしておかないとせっかく用意した資料が誤読されたり、反対に「誤読されないように気を付けて用意した結果、作成に恐ろしく時間がかかった一方で冗長すぎて誰も読まない」という悲しい結果になったりしますので。

おかげで自分の仕事は中断されまくってなかなか前に進まないのですが、若手が戦力になってくれれば自分が頑張らないといけないことは(全体の中の割合として)減るので、「後で楽をするために先に苦労する」という意味では IT のお仕事とも通ずるので良いのではないかと思っています。


ところで、わたしは先月、

note.com

…という形で MySQL 8.0 の薄い本の更新終了を告知したのですが、勉強会等での MySQL をテーマにした発表(登壇)についても、これで一区切りとするつもりです。

「今後一切 MySQL をテーマとした話をしない」ということではないのですが、これからこの世界で生きのこって行く上で取り組まないといけないことが他にいくつかあるので、そちらを優先して進めて行きたいと思っています。

(結果として、しばらくの間インプットと実践に時間と労力を注ぎ込むために発表(登壇)数は一時的に減る予定です。)

JAWS-UG 名古屋 DR 対策特集+ LT(3/29)

LT 参加しました。

jawsug-nagoya.doorkeeper.jp

今回は、東京・大阪などから AWSJAWS-UG 界隈の著名人が複数登壇されたこともあってか、直近のオンライン開催回の中では参加人数が多めでした。

LT を除いてテーマ被りは多かったのですが、いつも以上にチャットが盛り上がりました(AWS を離れてデータセンターの話題が続いたり等…)。


わたしの LT は事前に(今回担当の)杉本さんに相談して 10 分枠を確保していただいていたので、時間内に無理なく話し切ることができました。

ちなみに、「本編」と「おまけ」のうち「本編」として用意した内容が、資料作成から当日を迎えるまでの間に(AWS 大阪リージョンで)

  • 買える RDS リザーブインスタンスの追加(最終的には Aurora 以外すべて買えるようになった)
  • Backup のサポート

などによりことごとく修正する結果となり大変でしたが、「おまけ」を用意しておいたおかげで何とか乗り切りました。

(3 月前半に仕事でやっていたことが生きました。)

speakerdeck.com


なお、DR・災害対策に関しては、2 月に JAWS-UG 浜松で話していましたが、

speakerdeck.com

東京+大阪でマルチリージョン化する場合、このスライドの 23 ページの件(インターネット側の BGP 誤ルート広告被害)については回避できない、ということを AWS 亀田さんの口からも聞けたことが収穫でした。

(災害対策にはなるけれど、BGP 誤ルート広告被害の対策にはならない、という話でした。)

また、Aurora Global Database についても採用を検討中なので、杉本さんの発表が参考になりました。

(わたしの LT 発表資料の「おまけ」最終ページにも書いたとおり、バイナリログを使わないレプリケーションの採用が書き込みのスケールにとって重要ですので。)

第 21 回 PostgreSQL アンカンファレンス@オンライン(3/2)

時期的に忙しい方が多いのでしょうか、登壇枠の参加者が(自分が手を挙げるまでに)1 人しかいなかったので、急遽ネタを用意して登壇枠で参加しました。

pgunconf.connpass.com


結果的に登壇枠参加は私を含め 3 人、私以外のお 2 人は同じ会社の方だったようですが、FDW 関連の話 2 つとわたしの RDS / Aurora パフォーマンスインサイトの話、という構成になりました。

PostgreSQL の FDW、使い方に気を付ける必要はあるものの便利そうな機能ですね。

わたしの話は(ブログの下のほうを見ていただければわかるとおり)JAWS-UG 名古屋 での発表を PostgreSQL(RDS / Aurora)に絞ったものでした。

speakerdeck.com

前回から 1 ヶ月空いただけなのですが(パフォーマンスインサイトの画面に)知らないうちに「SQL 情報」が追加されているのに気づくなど、見直しの良い機会になったと思います。