構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

【CROSS Party online 2020 Mini 】#1~IT業界テレワーク五十三次~ と 日本MySQLユーザ会会(MyNA会) 2020年7月(7/17)

オンラインイベントならではの「並行視聴」で参加しました。

cross-party.connpass.com

togetter.com


mysql.connpass.com

togetter.com


CROSS といえば…

2017/9、自社サービスの AWS 移行が完了したところで、個人スポンサーとして初参加したのを覚えています。

hmatsu47.hatenablog.com

当時、「移行が完了した」といってもオンプレと AWS の違いの影響でまだ不安定な部分があり、実際に参加当日も「Web アプリケーションサーバが刺さって再起動」のアラートメールを数通受け取っていました。

翌年も参加するぞ…と思っていたら開催形態が変わり、さらにその翌年は久々の大型イベントだったにもかかわらず気付いたら終わっていた…ということで、3 年ぶりの参加となりました。

その 3 年ぶりの参加がオンライン、しかもテレワークがテーマのパネルディスカッションで、さらに自分は他のオンラインイベントと並行して聞いている…という、3 年前とは完全に「時代が変わった感」が。

多少「異世界の話」のようにも聞こえていましたけれど。

その点、欲をいえば「CROSS」なので、パネリストに「SIer・伝統的ニッポン ICT 企業」の人が 1 人ぐらいいればもっと話が(別の方向にも)盛り上がって、わたしにとっても「わかる」話が出てきたかも…とは思いました。

※でも「SIer・伝統的ニッポン ICT 企業」って一括りにして語れる話でもなさそうですね。

(ちなみに…2017/9 の半年後、自社サービスの不安定問題にようやくケリをつけた!というところで自分にとっては忘れられない「事件」があって、気持ちがそこでプッツリ切れてしまいました。まあ、会社の中の誰もそのことを覚えていないだろうし、そのおかげで自分がより外に目を向けて活動する気になれたので、かえって良かったのかもしれません。自分にとっては。)


話は変わって、MySQL ユーザ会会(MyNA 会)です。

(「MySQL 8.0 の薄い本」を書いて更新している人としては、もしかしたら聞く側じゃなくて…?、と思ったのですが、自分の本の話は既に何度も話していたので、仮に呼ばれても新たに話す内容は何もありませんでした。「定期更新に見えて不定期更新」ですし。はい)。

MySQL の日本語の情報は、最新版の 8.0 を含めて意外と豊富にあるのですが、それを定期的に増やしていってくださっているのが今回の登壇者の皆さんです。

Oracle の中の人も外の人も一緒に、コミュニティの一員としてメディアを活用しつつ盛り上げているのが MySQL コミュニティの特徴ですね。

ただ、読み手としては「情報があって当たり前」のような錯覚に陥ることもあり、それもあってか感想などが著者に届くことはほとんどないそうです(確かに「薄い本」の反応も薄いな…まあ「ぜひ感想などを」とは一切言ってないしなあ)。

ただ、「反応がないからやめちゃえ」「打ち切り決定ね」となってからでは遅いので、

は、自分でも積極的に伝えて行かねば、と思いました(「失って初めてわかる、〇〇」なんて昔言ってたな、そういえば)。

MySQL Release note でわいわい言う勉強会 8.0.20(6/10)

ちょっとニッチな感じのオンラインイベントに参加しました。

mysql.connpass.com


MySQL 8.0 の薄い本 8.0.20 対応版」の印刷版が不良在庫になりつつある中、

hmatsu47.booth.pm

今回は一応ネタを用意して参戦しました。

speakerdeck.com

さすが MySQL 8.0、バグフィックスの検証もすんなりとは進めさせてもらえなかった(笑)。


内容は坂井恵さんのブログをご確認ください。わたしのこのエントリでは内容そのものにはほぼ触れておりません。

sakaik.hateblo.jp


会の冒頭の坂井恵さんの話の中でも出てきたとおり、MySQL 8.0 では、マイナーバージョンのリリースノートに

  • Functionality Added or Changed

がある、という、通常のソフトウェアでは考えづらい状況になっていて、それゆえに企画された(?)勉強会なのです、が。

例えば 8.0.18 で導入されたハッシュジョイン、

  • 有効無効の切り替えができたのが登場直後の 8.0.18 だけ
  • 8.0.19 からは無効化できなくなった
  • 8.0.20 からは INDEX が使えないケースで積極的に使わるようになった
    • しかし従来の NLJ とは違う結果が返るケースがある
    • つまり「前と同じ結果が欲しければ無理にでも INDEX を付けるしかない という、なかなか攻めたコンセプト(?)でバージョンアップが進んでおります。

(ちなみに、項目数は少ないですが、MySQL 5.7 でも GA になってからも 5.7.25 前後までは毎回のように「Functionality Added or Changed」があって…。)


しかし、そんなときでも困らぬよう(?)、たとえばとみたまさひろさんがマイナーバージョン間差異をみることができる、

mysql-params.tmtms.net

を公開されていたり(しかも先日、エラーメッセージのバージョン間差異にも対応!)、不便なところはユーザが先回り(?)して問題を解消しようという機運が生まれるという、ユーザに愛されるプロダクトということがよくわかる(?)MySQL なのでした。


結論として、「MySQL 8.0 を安心して使いたければ、ぜひユーザ会とか Casual とか、ユーザのコミュニティに参加しましょう!」ということが再確認できたオンラインイベントでした(?)。

Open Source Conference 2020 Online/Nagoya(5/30)

参加レポート、書いたつもりで書いてなかった(汗)。

ospn.connpass.com


今回は、前夜祭

ospn.connpass.com

で LT をさせてもらいました。

speakerdeck.com


で、当日は、他の用事の合間を縫いつつ、さらに「第1回 名古屋市オープンデータラウンドテーブル」をバックでチラ見しつつ、主に RDBMS 関連のセッションを視聴していました。

(個別のコメントはしません。)


今回、オンラインの OSC としては初めて参加したのですが、正直「ちょっと難しかったなー」という印象です。

これはイベントの良し悪しの問題というよりは、自分の固定観念から来る期待と現実のズレが出てしまったことが原因だと思うのですが。

まず、せっかく仮想空間での展示やミニセッションなどの企画が開催されていたのですが、それらに全く参加できず、「OSC に参加したぞ!」という満足感というか充実感があまり得られませんでした。

というのもオンラインでのセッション受講、意外と疲れるので「幕間」にふらっとどこか別の場所を見に…という気が正直起きませんでした。これは「バックでチラ見」していたのもいけなかったのだと思いますが。

さらに、OSC のような「色々な要素が混ぜ合わされたイベント」では特に「会場に来たぞ」という臨場感をつい求めてしまうので、画面にリアルな「会場」が映っていない時点で「これって OSC だっけ?」という戸惑いが。


ちなみに、RDBMS 以外のセッションでは、オンライン高等教育のセッションも聞きました。

オンラインで受けざるを得なくなった(→オンラインかオフラインかを選択できる状況とはまったく別の状況ですね)学校教育はもちろんのこと、新卒で会社に入ってリモートで研修を受けている方々も、おそらく同じように「違うコレじゃない」感を抱えつつ、戸惑いながら過ごしている最中ではないかと(もうリアル出社されている方々も増えてきたとは思いますが)。

そういう「期待と違う現実」に直面したときにそれをどう受け止めてどう行動を変化させていくかは大事だなー、と考えさせられた、オンライン初参加の OSC でした。