構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

Cloud Native Nagoya #02(7/30)

ここのところ、MySQL 8.0 の薄い本 の改訂作業(と仕事でミスってそのリカバリ)で忙しいので、参加報告をまとめるのが遅くなってしまいました。

cnjp.connpass.com

そして、完全に手抜き報告です。

前にも書いたとおり、最近はツイート実況しているので、状況を知りたければこちらを見ていただくのが良いでしょう。

togetter.com


というわけで、手抜き報告です。

というより、思ったことと感想だけの箇条書きです。

  • CloudNative、まだまだ理想通りうまくいかない部分もあるけど、どんどん使って良くする活動をしていくのは大事。
  • 片倉さんの解説のおかげで、Azure のコンテナ・K8s 関連サービスについて少しイメージがわかった気がする。
    • そして 8/5・8/6 のイベント参加で「完全に理解した」…まではさすがにいかないと思う…。
  • 「なんでもかんでも K8s に載せるのではなく、PaaS でできるものは PaaSで」に同意。
    • K8s などノードが多くなりがちなので、つい全部載せてしまいそうだけど。DB などは PaaS のほうが管理が楽な場合が多い。
      • といいつつ、MySQL Operator は試してみたい…。
  • コンウェイの法則と逆コンウェイ作戦、まさに会社でその説明をしたばかりでタイムリー。
    • 話した範囲の人は誰もコンウェイの法則を知らなかった。
    • やっぱり組織を変えないと新しいシステム構造を取り入れることはほぼ不可能。
      • 「変わりたくない」組織が多いんだな、と…(思い当たることだらけ)。
  • 常に K8s が必要になるわけではないので手軽に試せる K3s などは便利。
    • K8s との互換性がない部分が結構ある点には注意。
  • そういえば、Alibaba Cloud が Docker Swarm のサービスを終了するような話を見かけた。
    • 現時点では K8s の優勢は変わらない模様。

第1回 技術書同人誌博覧会(7/27)

午後に別の予定が入ったので急ぎ足になりましたが、一般参加で行ってきました。

技術書同人誌博覧会

翌日の予定のため車での移動となったため前泊。おかげで当日朝の台風による大雨は回避(でも前日夜、東名で神奈川県に入ったあたりで土砂降りに遭遇)。

当日は、宿泊地近くの川崎大師に立ち寄ってから会場入りしました。


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技書博

11:00 以前の入場待ちで約 30 分、場内滞在時間約 20 分でしたが、11 冊合計で 10,000 円と少々。

…PayPay 決済でちょっとトラブルに巻き込まれたり(笑)。川崎大師でお守りを買ったおつりで、財布に 1,000 円札と 100 円玉を「補充」しておいてよかった。

入手した本はこれからありがたく読ませていただきます。

(「MySQL 8.0 の薄い本」の 8.0.17 対応版改訂と登録セキスペの講習で忙しくなるので積読が…。)


いつか、リアルに薄い本を買ってくれた人に、オマケとして(それより厚い)「MySQL 8.0 の薄い本」を配るネタをやってみたい、と思ったり。

JAWS-UG名古屋 プロビジョニングを語る(7/17)

開催から時間が経ってしまいましたが、先週参加してきました。

jawsug-nagoya.doorkeeper.jp

見つけたスライドへのリンクはこちら(森さんの分だけ未発見)。

CloudFormation ことはじめ - JAWS UG 名古屋 2019年7月度

AWS CDKの紹介(祝GA!!) - Speaker Deck

Ansible AWXで一歩進んだプロビジョニング

Pulumiを本番投入した所感 - Speaker Deck

とあるインフラ運用の今昔物語

ここのところ、参加したイベント・勉強会では大体実況 Tweet しているので、こちらのブログ記事では内容の要約は省略して感想などを簡単に記すことにします。


プロビジョニングツール / IaC がテーマということで、今回は

  • CloudFormation(AWS
  • CDK
  • Ansible
  • Terraform
  • Pulumi

という多様なツールが発表テーマとして出てきました。

それぞれ、主たる対象レイヤが(仮想)ハードウェアやクラウドサービスの設定だったり OS だったりミドルウェアだったりして全てが直接重なるものではないのですが、これらのうちのいくつかが、別レイヤにも「進出」してカバー範囲に加えていくのを見ていると、「IT エンジニアのフルスタック化」を見ているようで感慨深い(?)です。


また、前述のツールにシェルスクリプトや Chef などを加えると、IaC を実現するパターンとしては

  • 何らかの汎用的な言語(Ruby など)または専用言語を使う
  • JSONYAML などのフォーマットを使う

に大別される形でツールが出てきて、それと並行して

  • 「やるべき処理」ではなく「完成系がどうなるのか」を記述する

スタイルで冪等性が担保されるようになり、コードと特定フォーマットのファイルの間で揺れ動きながら、さらに

  • (いくつかの)汎用言語を使って JSONYAML などを生成し、それをプロビジョニングに使う

という、両方の「いいとこ取り」をするようなスタイルに変化していっているのが分かります。

なんだか t_wada さんが「技術選定の審美眼」の中で、技術の大きな進化・変化を「螺旋」と表現されていましたが、特定の狭い分野の進化・変化も同じように「螺旋」を描いているようで興味深いです。

Worse Is Better - 過去を知り、未来に備える。技術選定の審美眼 2019 edition / Worse Is Better - Understanding the Spiral of Technologies 2019 edition - Speaker Deck


川路さんが紹介された AWS の CDK については、ちょうど先ごろ AWS Loft Tokyo で GA 記念のイベントが開催されたようで、このようなレポートも上がっていました。

AWS Cloud Development Kit (CDK) GA 記念 Meetup @ Loft Tokyo に行ってきました - michimani.net

クラウドも含め、これからの動向に注目したいです。