構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

第 27 回 中国地方 DB 勉強会 in 島根 - 松江(5/18)

ここのところ(急に決まった沖縄を除いて)連続して参加している「中国地方 DB 勉強会」、一度行ってみたかった松江開催ということで今回も参加してきました。

dbstudychugoku.connpass.com

当日、朝まで知りませんでしたが「ホーランエイヤ」という 10 年に一度のお祭りの開催日だったので、急遽松江城観光をあきらめ(翌日に回し)少し遅れて松江入りしました。

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ホーランエイヤ・渡御祭終了後の船

DynamoDB Step Zero to One(吉田 貴文さん)

クラスメソッド岡山、吉田さんの DynamoDB 初歩からの解説セッションでした。 わたし自身はまだ DynamoDB を使ったことがありませんが、今回の LT で扱うために構造の近い Alibaba Cloud Table Store に触れたことで、DynamoDB の構造についてもある程度まで把握することができました。

自分自身が Table Store を使ってみた感覚と会場の「RDBMS の猛者」の皆さんたちの反応から考えると、やはり RDBMS に慣れた身にとって若干とっつきにくいものであることは間違いなさそうです。

「キーバリュー」といっても「分散データストア」として「パーティションキー」があり、さらにパーティションキー以外のレンジキー(ソートキー)列とあわせてユニークな状態にしないといけないこと、キー以外での検索が(インデックスを作成しない限り)できないためそれが必要なら全行スキャン後にフィルタ抽出する必要があることがとっつきにくい原因のような気がします。

DMS を使った異種間 DB 移行で学んだ PostgreSQL の面白い所(高橋 一騎さん)

これまでに数回聞いた「DMS を使った DB 移行」の要約とその後と関連情報をまとめた話です。

正直、新しい話はあまりなかったのですが、実例が少ない「DMS での異種 DB 移行」(特に MySQLPostgreSQL)なのでアップデートしつつ何度も切り口を変えながら繰り返し話していくべきテーマですね。

アプリケーションエンジニアな私がホスティング業界に来て感じたあれこれ(高橋 邦彦さん)

高橋(邦彦)さんの「GMO ペパボ転職記」です。

扱う台数は少なかったものの「インフラ中心」でキャリアを積んできたわたしから見て、ほぼ逆の立場からの話が新鮮でした。 特に、

  • オンプレ環境を運用していても、物理は外部委託しているので全く触らない

点が新鮮でしたが、加えて

  • 強い人がいるのは(活用できれば)福利厚生
  • 10 年前とは時代が違う(長時間労働で何かを解決する時代ではなくなった)

ことを再確認できるお話でした。


その他、途中に LT タイムがあり、わたしは前述の通り Table Store について少しだけ話しました(LT タイムは 1 人 5 分になった、と聞いたときからそれを目指して方向転換したので、「LT らしい LT だった」という反応を得られたことは収穫)。

また、地元の話、四国(香川)の話も聞くことができて地方それぞれの事情がわかって面白かったです(相変わらずの語彙力…)。


今回も本編の後は懇親会に参加しました。 採用の話(意外と新卒採用と教育を頑張っている)、キャリアの話など興味深い話を聞くことができました。


翌日は、前日行けなかった松江城などへ。

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松江城天守

ホーランエイヤの解説展示なども見ることができて、前日の復習になりました。

Oracle Code Tokyo 2019(5/17)

去年は同じ会場で Java Day Tokyo 2018 がありましたが、本国で JavaOne が Oracle Code One に変わるのとあわせて、日本のイベントも名前が変わり Java だけでなく OracleRDBMS)や MySQL もテーマに加わりました。

Oracle Code Tokyo 2019

ただ、よく考えたら去年は直後に MySQL のイベントが単独であった(秋にも開催しましたけど)ので、今年は「縮小開催」と言えなくもない…?

というわけで、ダラダラと感想などを書いていきます。

基調講演 1 : Java の未来

基調講演前半は Java の話でした。 通訳のレシーバを使うかどうか迷うぐらいわかりやすくゆっくり話されていましたが、話の内容はこれまでに聞いてきたことの「復習」のような感じでした。 途中で櫻庭さん吉田さんのデモが入ったのが良いアクセントになった気がします。

基調講演 2 : トップエンジニア対談 〜テクノロジーで創る未来〜

自動運転や IoT を中心にした対談でしたが、急に地元の話が出てきたのでびっくりしました。 よく考えたら(考えなくても)そのあたりの産業の中心地ですからね。

※感想が薄っぺらいのは「JavaOracle / MySQL との関係性がいまいち判然としなかった」というモヤモヤ感からです…まあ、別に Java とかに絡める必要もないのですが。


ここで昼休みに入り、一旦会場を追い出されます。

今年はランチセッションがある?と思いきや直前で中止になりました(ランチセッションとは書いてなかった?)。 結局、前年同様に昼食難民になったので、コンビニ(結構距離ある)まで買い出しに行って戻りました(ゼリーだけおなかに入れて残りは新幹線の中で…)。


午後セッション開始前、MySQL 民の皆さんとわちゃわちゃしてました。

こば(右)さんにはお返しのクッキーをいただきました。 ありがとうございました。

Oracle ACE が語る MySQL 8

今回の目的はこれ。三谷さん Oracle ACE 認定記念セッション?です。

特に InnoDB Cluster の解説に力が入っていました。

Serverless 時代におけるセキュリティ戦略

セッションテーブルからは一見真面目な内容…かと思ったら、放談系セッションでした(笑)。

というわけで、わたしのツイートも実況半分放談半分で。

最適な OpenJDK ディストリビューションの選び方

OpenJDK 警察ソムリエ山田さんのセッションです。 こちら、2 番目のターゲットとして聞きにきました。

※記事の最初のほうに記したリンクから資料をダウンロード可能です。いずれリンクは消えると思いますので気になる方はダウンロードしておくことをお勧めします。


翌日に松江行きを控えていたのでここで名古屋に帰り、その足で津山(岡山)のホテルに向かいました。

今回、テーマが Java 単独ではなくなったことで、多少内容が薄くなった感があります(個々のセッションが、というよりイベント全体に対してのイメージです)。

来年以降どうなるのか、しばらく見守っていきたいと思います。

DB勉強会 in 愛知@名古屋ギークバー(5/13)

第 1 回、DB勉強会 in 愛知@名古屋ギークバーに、会社のマネージャ+後輩とともに参加してきました。

geekbar.doorkeeper.jp

今回は LT トップバッターご指名、ということで、まだ会場が温まっていない中(?)でスタート。

続いて、はじめさんの PostGIS の話。はじめさんは 5 本目に WITH 句の話もされました。

GIS、MyNA の坂井さんの影響でちょっとだけかじりましたが、測地系や標高の話など知れば知るほど面白いですね。

3 本目はゆいなさんの ORM で PostgreSQL dblink の話(IT ざっくばらん会のときから進捗?あり)。

ORM なのに結局 SQL べた書き?(確かに難しそう)。

4 本目はしぐまさんの MongoDB(と NoSQL 全般)の話でした。

DocumentDB の機能は RDBMS でもサポートするようになってきていますが、餅は餅屋、専用の DocumentDB のほうが嬉しいことがあるかもしれません(直接集計する場合、とか)。

ちなみに、5 本目の WITH 句の話のところで再帰 CTE / WITH 句(WITH RECURSIVE)の話をしたら利用者がいなかったので、今年の IPA の DB スペシャリスト試験(午後Ⅱ問1)の話につなげたところちょっとだけ(?)盛り上がりました。

LT の後は告知がいくつかあったあと即席お悩み相談会(?)があり、その後は歓談タイムとなりました。


当初、参加登録者数が 1 桁でどうなるか心配でしたが、最終的に 15 名程度だったものの結構盛り上がりました。

あと、カレーおいしかったです(ツイート実況を終えて急いで食べてたので写真撮り忘れた…)。


なお、こちらでも「MySQL 8.0 の薄い本」を 5 冊配布してきました。