構築中。

名古屋のITインフラお守り係です。ITイベントへの参加記録などを残していきます。

Groonga Meatup名古屋2017 @ Misoca(2/12)

普段名古屋で開催されている開発関連の勉強会には、なかなか自分に関係するものがなく、名古屋で参加する勉強会はほぼ名古屋情報セキュリティ勉強会ISACA名古屋の月例会だけだったのですが、東京出張(プライベート)の計画を立てている中で、偶然このイベントを見つけたので、参加してきました。

misoca.doorkeeper.jp

東京では2/9開催(例年は11/29?)でしたので「Meatup」です。

 

かなり前、勤め先のプロダクトのコンテンツ検索機能に全文検索機能を実装する際にMroongaの前身のTritonnも検討したのですが、当時利用していたMySQLの環境への取り込みとサポート契約絡みの調整が難しそうだったので断念し、別の全文検索エンジンを採用しました。

で、それをそろそろリプレースしないといけないな…ということで、情報収集目的で参加しました。

 

今使っている環境では、全文検索インデックスの再構築(オリジナルデータからの流し込み)に結構時間が掛かって不便ですし、ライブラリの使い方を覚えるコストが必要で、私ともう1人構築に関わったメンバー以外はほとんど使うことがなく、結果的にコンテンツ検索以外の別機能への展開ができていません。

Mroongaなら、インデックスの再構築も速そうで、MySQLと同じようにSQLを通じて利用できるので、開発メンバーにもっと使ってもらえそうな気がします。

※ファセット(ドリルダウン)の部分の実装方法は考えないといけないですが。

 

とりあえず、オリジナル(マスター)DBはInnoDBのまま、レプリケーションスレーブ側でエンジンをMroongaにする形で使えないか、テストしてみようと思います。

 

参加者8名と少人数だったので、講師(開発者)の方にも色々とお話をうかがうことができましたが、マネタイズ以前に「どこで使われているのか自体なかなか見えない」という趣旨のお話が印象的でした。

日本では有名なOSSなので、目に見えるだけでも採用実績は多そうな気がするのですが…「簡単に使える」からこそ、有償サポートが求められることが少なくて、結果として「見えない」のかもしれません。

 

また、参加者の中にWindows環境で使われている方がいらっしゃった関係もあり、「Windowsではたとえ『Server』と名がついていてもWindows UpdateなどでカジュアルにOSシャットダウンが掛かる(Groonga/Mroonga強制終了)のでインデックスなどのデータがよく壊れる、だからそれに対処するための(保守)機能を強化した(MroongaはMySQLが噛んでいるせいで対応が十分ではないけれど)」という話も聞くことができて面白かったです。